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Deckard's Movie Diary index|past|will
ラスト7分11秒に大どんでん返しがあるらしい『パーフェクト・ストレンジャー』。まぁ、この手の宣伝コピーが付いている映画で面白かった映画はほとんどありませんので、最初から期待しないで観ました。で、ほとんど想像した通りの内容でしたね。別に犯人が分かったとかじゃなくて、ワザとらしいというか無理があり過ぎというか、要は演出とか脚本とかが稚拙なんですよ。映画そのものが、どんでん返しの為のストーリーになっちゃってるんですね。どんでん返しまでのお話が自然じゃないので飽きちゃいます。例えばシャマランの一連の作品(「どーなの?これ!」みたいな奴も多いですが(笑))とか、記憶に新しいところではトルナトーレの『題名のない子守唄』とか、ちょっと前なら『アイデンティティー』とか『フルイルティー』とか、それなりに良く出来ている作品はオチに行くまでに自然と謎が謎を膨らます感じになっているんですが、ダメな奴ってのは不自然さばかり目立ちますし、とってつけたようなシーンがいきなり入って来ます。この作品も、そういうダメ映画の典型的なパターンでした。ぶっちゃけ、ラスト10分だけ観れば十分な映画ですよ。ハル・ベリーもブルース・ウィルスも笑っちゃうくらい魅力も存在感もありません。っつーか、こんな映画に出るなよ(苦笑)
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