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Deckard's Movie Diary index|past|will
『チョコレート』で名を挙げたマーク・フォスター監督の最新作『ステイ』。この監督は珍しく邦画に通じるウェットな部分を持った人だと思うのはオイラだけでしょうか?で、この『ステイ』ですが、実に興味深い映画でした。個人的にはかなり好感触の1本です。色々書くとネタバレになるので、詳しく書けないのですが、この映画を観て一番感じたことは“生きる、生きたい、生きていく、というコトは『想像』し続ける”というコトです。この映画を観てどう思ったか・・・これは、その人が『生』とか『死』をどう捉えているかに寄って、かなりの差が生じます。それは年齢に寄ってもかなり違うかもしれませんし、一概に言えることではありません。ただ、オイラみたいに50歳を過ぎると、若い時と何が一番違うのか!というと“死”というモノを身近に感じる事が出来るコトなんですね。ある程度の人生経験(恋愛、仕事、子供とか・・・)をして来ると色々なモノが見えてきます。で、全く見えて来ないモノが“死”だけなんですね。そういう意味で興味だったり、恐怖だったり、未知との遭遇のようなモノとして存在しています。死にたいとか、無気力とかとは違うので誤解しないで下さい。突発的に死に直面した時「許してくれ、死にたくない、生きたい、でも、ごめんなさい、みんな助けて、誰かぁ?」と様々な思いが交錯す中、脳裏に浮かんだモノ・・・それは想像力が成せる技なんですね。で、その想像力こそが生きている証なんじゃないでしょうか?やっぱり、パズルゲームばかりやって時間を無駄に消費していてはダメですね(/・_・\)アチャ-・・。
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