Deckard's Movie Diary
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| 2006年04月01日(土) |
ブロークバック・マウンテン |
今年のアカデミー賞作品賞の有力候補だった『ブロークバック・マウンテン』は、とても美しい映画でした。この作品はゲイの二人を描いていますが、そんなコトは関係ありません。人が人を好きになるのに理屈は要りませんし、相手を求める狂おしい気持ちは異性だろうと同姓だろうと変わりません。その狂おしい心の発露がストレートに伝わって来ました。人を好きになるのは心だけじゃないですし、ましてや身体だけでも無い!でも、そのどちらかが欠けても満足は出来ません。主人公の二人は道ならぬ恋に身を委ね、そんな自分を受け入れていいのか?受け入れたいのか?既に受け入れているのか?心と身体の葛藤が切ないくらいに迫ってきて、涙がこぼれそうになりました。もちろん、オイラは全くのノンケですから、これからもそんな状況に出会うことは無いでしょう。それでも、二人の関係が切なくて・・・そこには、純粋に人を愛する姿があり、それはやっぱり美しいモノなのでしょう。
10年後、その時18才の女性との会話・・・ 「なにか、お薦めの恋愛映画ってありますか?」 「そうだなぁ・・・『ブロークバック・マウンテン』とか、どうかな?」 「『ブロークバック・マウンテン』ですね、誰が出てるんですか?」 「ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールだよ!」 「・・・ヒロインは?」 「誰だろ・・・・・・・・( ̄。 ̄ )ボソ…」
みたいな会話をしたいですねぇ(苦笑) ヒロイン?のジェイクも良かったですが、個人的にはヒース・レジャーが素晴らしかったですねぇ・・・。彼の佇まいはオイラが子供の頃に観ていた西部劇に出てくるカウボーイそのものでした。そのぶっきら棒な喋り方は、焚き火の前で苦いコーヒー飲んでいるような感じで、懐かしかったです。
余談ですが、とある女性のブログ(かなり人気があるらしい・・・)で、「挿れる方は女性相手に似たような行為が出来るので我慢出来るが、挿れられる方は我慢出来ないだろ!だから、メキシコに行ってしまうのだ!」のように書かれていたのには、ちょっとビックリでした(苦笑)。
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