Deckard's Movie Diary
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2005年05月21日(土)  キングダム・オブ・ヘヴン

いい加減、辟易している最近流行の史実モノ!と見られている『キングダム・オブ・ヘブン』。まぁ、仕方ないですね・・・ただ、監督がリドリー・スコットだったので腐っても『ブラックホーク・ダウン』っつー感じで(いいのかぁ?)観に行って来ました。『キングダム・オブ・ヘヴン』。

なるほど!さすが、リドスコです!ストーリーが地味なので、勧善懲悪の活劇物を期待する観客には不満が残るでしょうけど(それでも合戦シーンには観るべきモノがありますが・・・)、個人的には気に入りました。何と言っても今だからこその意味あるストーリーに好感触でした。また『グラディエーター』の時には妙に洗練された映像を撮っていたリドスコが今回は渋〜く決めてくれています(笑)。確実に言えるのは、このストーリーではアメリカでは全くウケないでしょうね(苦笑)。

優男の印象が強いオーランド・ブルームですが、今回は男も惚れるキャラクターを美しく演じています。また『ドリーマーズ』でも魅力的だったエヴァ・グリーンですが、妖しい瞳でエキゾティックな香りを振りまいています。レイチェルとプリスを足して2で割ったような印象とでも言うのでしょうか・・・とまぁ、褒めてはいるのですが、大いなる不満が残ります。登場人物の内面の描き方があまりにも蔑ろなんですよ。『ブレードランナー』でアレだけの世界を作り上げながら、キチンと人間の内面に迫ったリドスコが、こんなにも薄っぺらい描き方というのは、ちょっとガッカリでした。DC版があるのなら、早く観てみたいです。


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