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Deckard's Movie Diary index|past|will
中島らもの原作は“伝説の名作”だそうです。簡単に言ってしまえば『チャンプ』の『ロッキー』風味と言った塩梅です。おそらくは良く出来た話なんでしょう。それはこの映画を観ながらもなんとなく分かりますし、原作に忠実に沿ったと思われる脚本も悪くないと思いますよ。でもね、面白い?って聞かれたら、歯切れの悪い表現しか出来ません。演出がなぁ・・・ボソ。前半がやたらともたついています。小ネタを散らばしてるんですけど、バラッバラの印象でスカスカです。さすがに後半はこの手の映画のパターン「エイドリア〜ン」とか「立て!立つんだ!ジョー!」みたいなスポ根感動モノなので、それなりには盛り上がりますがね(笑)。そう言えば思いっきり目立つところに『練習生募集!丹下ジム』っつー張り紙がありましたなぁ(苦笑)。良く分からないのが、舞台設定が24年前(1980年)なんですが、トップとエンドにナレーションで補足するだけで本編上では当時の雰囲気や世相をほとんど感じさせてくれません。だからノスタルジックになるだろうシチュエーションが古臭いモノにしか見えません。コレって、致命的な演出ミスじゃないでしょうか?その辺りの表現がもう少しキチンとされていたら、もっと面白い映画になったような気がしてならないんですよねぇ。当時流行っていたモノとかで幾らでも表現出来ただろうに・・・少年ジャンプだけじゃなぁ(苦笑)。しかし、宇梶剛士は下手ですねぇ、それに比べて天才子役と呼び声の高い神木隆之介(『キリクと魔女』のキリク役の吹き替えも担当)の達者なコトと言ったら(笑)。
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