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Deckard's Movie Diary index|past|will
今年度アカデミー賞2部門受賞。英アカデミー賞作品賞受賞『マスター・アンド・コマンダー』。う〜ん、何処がそんなに評価される内容なのか全く分かりませんでした。そら、確かに机を叩く音は大きかったですが・・・ボソ。映画としてのテンションが持続していない・・・と言うか、何を描きたかったのか全く焦点ボケ作品でした。単なる娯楽作品としてもテンポが悪くて何度も眠たくなりました。戦闘シーンで木が砕け散る場面等はとても迫力があるのですが、画角の狭いシーンが多くてスクリーンでの広がりが感じられません。この映画の広告が本編とかけ離れているとクレームが来たそうですが、確かに全く内容は違いますが、そうとも取れるような印象・・・つまりはアレもコレもと欲張りすぎた内容が中途半端な出来になったんじゃないかと思われます。それもこれも、おそらくはラッセル・クロウ演じる艦長ジャック・オーブリーに魅力がないからなのでしょう。もっとカリスマ的なオーラを放つ演出がなされていれば違った結果になったような気もします。ジョージ・C・スコット@パットンくらいの強烈さがあればなぁ・・・。それにしても、ポール・ベタニー扮するドクターの不幸な出来事には笑ってしまいました。アレはないだろ(苦笑)。
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