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Deckard's Movie Diary index|past|will
お久しぶりの映画は『命』『木曜組曲』『Jam Films/けん玉』でトホホな作品を連発している篠原哲雄の『昭和歌謡大全集』。う〜ん・・・やっぱりダメでしたわ(苦笑)。時間の飛び方は気持ちよいのに、飛んだ後はとたんにググっとブレーキがかかります。まるで急発進とエンストを繰り返す運転みたいです。オバはんグループと若者グループのドツキアイという漫画チックな話なんですけど、弾けないんですよ。これじゃ、三池に作って欲しかったですよ(まぁ、三池がベスト!って言ってるワケではなく、少なくとも篠原よりはいいか!と)。登場人物の多くは中途半端なキャラでほとんど記憶に残りません。特に若者グループは全く魅力がありません。こういう内容ならもっとキャラを濃く描かないと面白さは半減です。ところどころでセリフは頑張っているのに演出が平板でトホホです。で、ひとつ疑問なんですが(因みに村上龍の原作は未読です)、この題名でこの内容・・・、歌謡曲と一体どういう関係があるんですか?登場人物の心情なんですかねぇ?どうも良くわかりません。挿入される曲は単なるオカズ程度にしか感じませんでした。それ以外の深いモノがあるんですか?誰か教えて下さい(笑)。
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