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Deckard's Movie Diary index|past|will
今から遡ること20年近く前、場所はマンハッタン、JAL後用達・エセックス・ハウスの一室。1年ぶりに会ったばかりのコーディネーターのジョージが日課のように言った。「Dinnerハ、ナニガタベタイデスカァ?」オイラも日課のように「美味しいとこ!」で、ジョージが答える「リョウガToo Much!ジャナイトコネ。OK!Monday Nightネ(←アメリカ人の言う日本語英語です。意味はもちろん“問題ない”)」。2時間後、店の前でジョージは得意そうに言った。「ココハ、イマイチバン Attractive ナRestaurantネ!」。とても洗練されたスタイルのイタリアンで「おお、なんかエエ感じやないかい!」と思いながら、フト、店名を見たら!な、なんと!『CHAYA』と書いてあるではないかぁ!お、お〜い!!Σ( ̄□ ̄;)こりゃ、あの逗子にある『ラ・マーレ・ド・チャヤ』のNY支店じゃねーのかぁ!ジョージさんよぉ!というワケで、日本と変わらない慇懃な態度でサーヴされちゃったまま、メインのパスタを見てビックらこいた!パスタの量の少ないこと!って言ったら、前菜と見間違うほどだったわさ(苦笑)。あのカルホーンが食べたら一口だろうに!って、あ!カルホーンなんて知らないだろうなぁ・・・ボソ。アンドレ・ザ・ジャイアントが食べたら一口だろうに!って、アンドレも知らないのかなぁ・・・ボソ。じゃ、ブルーノ・サンマルチノが・・・って、コイツは持ち上げる方だしぃ・・・とにかく!ガタイの良いアメリカ人が食べたら一口で終わりそうな量で、こりゃ、幾らなんでもやり過ぎだろ!って、見回したら店は超満員!そんなんでいいのかぁ?水で割ったらアメリカン!はともかく、量が無くてもアメリカン!なんて、なんだかなぁ〜だぜ!そりゃ、どんなに美味しい料理だって大量にテーブルに置かれたらゲンナリだわさ!ところが、アメリカ人というのは量が多いコトが一番の御馳走だと思っているところがあって、「あ〜もったいない!」とか「もう喰えねぇ〜」とか、毎度の食事が飽食の時間!つーくらいだからね。ところが、ここまで少ないとコレはコレで犯罪でしょ!それでもイイのかアメリカ〜ン!結局は、多からず少なからず。人間万事腹八分目が心地良く生きる道なのねん・・・というワケで『踊る2』に続いて大ヒットしているらしいこの夏の封切り映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』。こりゃ、本編に勝るとも劣らないプロローグの長さだわ(自爆))
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