Deckard's Movie Diary
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2003年07月16日(水)  テープ

 『テープ』はリンクレイターの新作で舞台劇の映画化です。密室劇なので、ひょっとしたら舞台より映画の方が効果的かもしれません。悪い映画ではないです。最初はちょっと退屈でしたがストーリーが見えてくると、登場人物3人(ヤクの売人、映画監督、検事補)の過去が徐々に浮かび上がり、ラストまでそれなりに引っ張ってくれます。3人が醸し出す緊張感も良い感じでしたが、いかんせん話がセコイっつーか・・・ちんまいっつーか・・・もうひと捻り欲しいっつーか・・・だから何?っつー印象でした。今更どーでも良い話を延々と見せられてもねぇ(苦笑)。演出も単調ですし・・・悪い映画じゃないんですけどねぇ・・・。遠い昔に観たウイリアム・ワイラーの『偽りの花園』とか、往年のシドニー・ルメット作品、近年?ではアルトマンの『フール・フォア・ラブ』とかこの手は傑作がありますから、この程度の内容ではとても人には薦められませ〜ん!っつーか、比べるのが可愛そうかもね(>_<)アチャ!


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