Deckard's Movie Diary
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| 2003年06月23日(月) |
ミニミニ大作戦 ソラリス |
予告編から「コレって企画の勝利かもぉ・・・」みたいな雰囲気が漂っていた『ミニミニ大作戦』。もっと面白くなるだろ!って感じもありますが、十分楽しめました。やっぱ企画の勝利でしたね!って言っても、コレは68年作の同名作品(マイケル・ケイン主演)のリメイクです。でも、金庫破りとミニが大活躍する以外は全くの別物でした。セロンの役柄も無かったように記憶しています。前作もウィットに富んだ内容だったと思うのですが(かなり曖昧・・・)、今回もなかなか面白い見せ場があって、それが痛快!劇場で思わず笑ってしまいました。特に後処理が(謎)。ブツが金塊っつーのもイマドキじゃなくて好感触♪シャーリーズ・セロンも可愛かったし、エドワート・ノートンはそつが無く、セス・グリーン、モス・デフは適役で、ジェイソン・ステイサムは『トランスポーター』よりもトランスポーターでした(爆)。この監督ってけっこうツボを抑えてるなぁ・・・と思っていたら、『交渉人』で手堅い上手さを見せたF・ゲイリー・グレイでした。難を言えば、この手の映画にしてはちょっと全体に雰囲気が地味です。それと気になったのは・・・マーク・ウォールバーグ!精彩を欠いていたような気がするのはオレだけでしょうか?痩せたからかなぁ・・・ボソ
タルコフスキーの『惑星ソラリス』で有名なスタニスラフ・レムの原作“ソラリスの陽のもとに”をハリウッドで再映画化したスティーヴン・ソダバーグ最新作『ソラリス』。始まって10分・・・やっちゃったかな?・・・20分・・・やっちゃったよ〜(>_<)アチャ!っつーのが正直な印象でした。これじゃ、まるで『惑星ソラリス』の“ナンちゃってリメイク”じゃん!最近元気が良かったソダバーグだったんで、ひょっとしたらハリウッドらしい軽さで描いてくれるかもしれない・・・簡単に言うと、タルコフスキー版が大学教授の研究論文だとすれば、こちらは高校生辺りの同好会の研究論文って感じを期待していたんですが、出てきたモノはSFフリークのインチキ論文のようなシロモノでした。やっぱ、人間似合わないコトに手を出しちゃダメですな(笑)。今作はタルコフスキー版の足元にも及ばないどころか(及ぶ必要はないのだから、もっと別角度からのアプローチとか考えなかったんでしょうか?)、ソダバーグの汚点になるような作品とも言えそうです(>_<)アチャ!まぁ、どんなアプローチをするにしろ、内的、外的の両宇宙の接点でもある“ソラリス”に対して畏怖の念が全くないのもガッカリです。だって、これじゃ“ソラリス”じゃなくたって構わないじゃん!そう言えば・・・ハリウッドらしいところと言えば、黒人女性が出ていたところですかねぇ(苦笑)。話によると、全米ではクルーニーの尻が見えるってんで年齢制限もされたらしいけど、それもどーでもイイ場面なんだよなぁ(苦笑)。やっぱ、クルーニーが「見せたい!」って言ったんですかねぇ(爆)。製作ジェームス・キャメロン!アンタも同罪!
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