Deckard's Movie Diary
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2003年02月05日(水)  青の稲妻 中国の小さなお針子

 『プラットホーム』が全然ダメだったんですけど、ベルリン、ヴェネチア、カンヌの3大映画祭を制したジャ・ジャンクーの新作なので、もう一回だけTRYしました。『青の稲妻』。やっぱりダメでした(苦笑)本当に面白いんですかぁ?オイラには全く理解出来ません。オイラにはヘタクソにしか感じないし、汚くて貧乏臭いし、リアルであるコトがそんなに素晴らしいのか?この監督のリアルさは、その生活をそのまんま撮るというだけのコトじゃないのかなぁ・・・。だいたいシーンが変わる度に何で煙草ばかり吸ってるんだ?煙草を吸わせなければ何かしらを表現出来ないのか?中国のゴダールと言われるてるようですけど、オイラにはわかりません。まぁ、ゴダールも超苦手ですけど(爆)おそらく、もう二度とこの監督の映画は観ないでしょう。

 『中国の小さなお針子』非常に良く出来た脚本だと思う!それなのに心に来るものは無い!これもまた映画の難しいところだ。結局、脚本というのは頭の中で考えられるモノであって、現実ではない。素晴らしい脚本を生かすも殺すも演出なのだ。おそらく、二人の青年に切羽詰った描写、つまり「こんな山の中で一生を終えてたまるか!」のような気持ちなり、行動なりがもっとあれば、この映画は一味も二味も違ってきたのではないかと思う。あまりに牧歌的で楽しそうな風情が、このままの生活でもけっこういいのでは?と思わせてしまうのだ。なんて偉そうなコトを言いましたが、オイラはバルザックもスタンダールも読んだコトはないからなぁ(自爆)ヒロインのジョウ・シュン(この人が主演した『二人の人魚』は傑作ですよ)は南果歩という人や千秋とか言う人もいますが、オイラは永作博美だと思ってます(苦笑)あ、そうそう!リィウ・イエばかりもてはやされますが、ルオ役のチュン・コンもいい男じゃないですかぁ!


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