Deckard's Movie Diary
indexpastwill


2003年01月28日(火)  猟奇的な彼女 ボーン・アイデンティティー

 ドリームワークスがリメイク権を買ったという韓国映画『猟奇的な彼女』。始まって直後の駅と電車内のシーンで、まずツカミはOK!チョン・ジヒョンの表情が最高ッス♪この女優さんは『イル・マーレ』ではまだぎこちなさがありましたが、今回はまっこと素晴らしい!話はただのコメディかと思わせといて、あにはからんや!(いまどき使わねぇー言葉)これがどうして、知らない間に色んなタネが蒔かれていて、いつのまにかホロリとさせられます。細部まで脚本を練りこんだ勝利でしょう。特に恋愛映画で良くあるパターンを逆手にとったエンディングは思わず手を叩いてしまう巧みさです。全体を見れば、ヌルいシーンやあざといシーンもありますが、そんなコトはどうでも良くなって、とにかく人に薦めたくなる素敵な映画でした。この映画はひょっとするとひょっとするかも・・・。あ、そうそう!相手役のチャ・テヒョンもいい味出してます。監督のクァク・ジョエンは恋愛映画の名手と言われてたようですが、しばらく干されていたみたいです。それにしても、見せ過ぎの予告編・・・・ぶっ殺されたい?

 話は面白そうな『ボーン・アイデンティティー』。こりゃダメだったなぁ・・・途中からもう眠くて、眠くて(笑)この手のハリウッド映画って最近食傷気味です。大袈裟な演技でデコレイトされた適当なアクションと適当なストーリー。何でそんなコトになっちゃったのよー?ジェイスン・ボーン!って、感じで最後まで観たんですけど、その結果が信じられないくらいベタなオチで、3千万ドルかけた暗殺者がそれかいー!と、超脱力・・・骨が溶けたかと思ったわ(笑)。その点、小山ゆうの『あずみ』は偉いよなぁ・・・って、関係ないか。まぁ、百歩譲ってそういうコトでもいいけど、だったら、もっとそれ絡みの演出が途中にないとねぇ。トラウマとか、まだ『パープル・ストーム』のがいいじゃん!あ、そうそう!フランカ・ボランテ・・・だいぶスリムになってました。相変わらず二重顎だけど(笑)


デッカード |HomePage

My追加