Deckard's Movie Diary
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2002年08月09日(金)  チェルシー・ホテル 遠い空の向こうに

 所謂「ポエティカル・リーディング手法」って奴ですね。イーサン・ホーク初監督作『チェルシー・ホテル』。20世紀ニューヨーク・カルチャーを彩った伝説のチェルシー・ホテルを舞台に、夢見る人達の心象風景をスケッチした映画です。まぁ、感じる映画!って奴ですから、ダメな人は全くダメでしょうなぁ。アタシもちょっと寝ちゃいました。ナターシャ・リチャードソン演じるマリーが独白する、クリス・クリストファーソン演じるうんざりするような作家の話なんか「ケ!」って感じですけど、スティーブ・ザーンが歌う「ジ・ロンリー・ワン」やジミー・スコットの「ジェラス・ガイ」のシーンは心に染みたりもします。ロザリオ・ドーソン演じるオードリーが恋人のヴァルに捧げる詩もけっこう良かったです。懐かしのチューズデイ・ウェルドが出てましたねぇ。

 この日は毎年恒例の恵比寿ガーデンプレイスで行われている“スターライト・シネマ”に友人5人と行ってきました。今夜の映画は『遠い空の向こうに』。公開時に観たきりだったので久々の鑑賞でした。父親と息子の心温まるストーリー。観る前からお酒が入っていたせいか、初めて観たときより泣けました!ほろ酔い気分で流す涙は、夜風に吹かれても一向に乾かず、上映後、目の真っ赤なウサギが5匹、照れ臭そうに立ち上がりましたとさ!


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