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Deckard's Movie Diary index|past|will
この日は映画サービスデイ。タイ映画の『少年義勇兵』を観に行きました。タイ映画の話題作『ナン・ナーク』はパスしてしまったので、たぶん意識して観る初めてのタイ映画かもしれません。話しは第2次大戦勃発後のアジア、きな臭い時代の中で国の為に兵隊に志願した高校生達の物語。愛国心と好奇心が入り混じった幼ない精神は戦争を実感として理解出来ず、まるで戦争ごっこのような訓練の日々。やがて日本軍の脅威が、そして・・・・。まずタイと日本軍の接触がこういう形であったという事実は全く知りませんでした。また、映画の中で描かれる戦闘シーンがあまりにタイ側に都合良く出来ているので、なんだかなぁ・・・と思っていたら、それが事実であったことも驚きでした。映画としては清々しく凛々しい青春物として良く出来ていますし、日本軍はヨーロッパ戦線におけるドイツ軍のように侵攻してきますが、ラストのちょっとしたヤリトリがお互いを尊重しているので救われます。さらにタイ映画に無知な小生は意外に思ってしまったのですが、綺麗な画(エキゾティック風味)や心に残るシーンが少なくないです。欲を言えば戦闘シーンが無駄に長いのが残念!映画全体にタイの大らかな国民性を感じてしまったのはオレだけでしょうか・・・・。
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