suzu3neの雲収集家な日々

カテゴリ別に読む(別窓)→[blog Ver.]


2004年09月04日(土) コレだよコレ!

【名前】知ったかぶりな説明をするスレ【用語】
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1090313683/l50

某巨大掲示板のスレの一つですが。

こういうの、すーーーーーーーーっごく好きな私でございます。

今でも酒の席の肴になる私のエピソードの一つに、『職人の話』というのがありまして。
築音さんの紹介で、後に一緒にオリジュネサークルの活動をすることになるあさぢさんと初めてお茶をした時の話でございます。
あさぢさんという方は、ある意味筋金入りでして。私とは別の意味で特撮好きの少女漫画好きのお笑い好きでして。ぶっちゃけ、お笑いとしての特撮や少女漫画が好きなちょっと斜め見の方でして。そんな性癖を知ったのは、それなりにお話しするようになって三年以上たってからというガードの堅いパーソナリティの持ち主でもありまして。
私も、オフ会であった事のある方々はご存知でしょうが、初対面の方とはあまり話せない引っ込みじあんなところのある人間でして。
喫茶店で珈琲カップ二つをはさんで

「……」
「……」

沈黙。
ひたすら沈黙。
なんせ、顔を合わせたのは二度目ぐらいで、築音さんは授業で席を外してたもんで。互いにどんなつながりで築音さんと知り合ったのか、どこに住んでるのか、どこの土地出身なのかを語ったらお終いなのです。二人とも同人系である事を隠してた上に人見知り激しいんで……。
とりあえず、二人を引き合わせようとした築音さんの意図がわかるようなわかんないような感じで、授業終了の90分後をひたすら待つような状況におちいってしまって。

苦し紛れの私、その当時凝っていたヒウラコウまたはシイナマコト系の妄想馬鹿話をついつい口にしてしまったんです。
「えっと……うまい珈琲って、どうやって作るんでしょうね?」

「?」
「やっぱり、珈琲をいれるプロとかっているんでしょうかね。っていうか、いるのはわかってますけど、こう……突き詰めてる人? 一番いい豆を探して世界中を巡ってくるとか、アマゾンの奥地で生えてる奴(あるのか?)とか、探検隊を率いて探してくるとか……いや、きっと最終的には栽培しちゃうんですよ。株を分けてもらって、何年も交配して、究極の豆の木一本を作り出すんです」
「……はぁ……」
「そうなると、やっぱりね、焙煎する専門の人とかいるんでしょうか。いりますよね? 豆を焙って何十年とか。いや、さっきのプロの人が、その一子相伝の技を得る為に修行するんですよ。道を追求するんですね。『珈琲道』ですね、タオですよ。頑固爺の専門家に『先生、弟子にしてください』って土下座して、三顧の礼をして、やっと許されて修行するんですよ、何年も! 最後には師匠と死に別れですよ」
「……」
「で、次は水ですよ。世界各国を巡って、珈琲にあう水を探すんです。探すだけじゃなくて、研究機関でブレンドしてもらう。軟水とか硬水とかの違いをですね、こう、絶妙に、科学的に分析してもらって」
「……」
(中略)
「そうやって淹れて貰った珈琲って、どんな値段なんでしょうね?」
「……」

沈黙。ひたすら沈黙。

あさぢさんは微笑みながら(ニヤニヤ?)しながら、黙って私を見てるだけ。
困った私。話がある程度落ち着いてしまったんで、次の話の糸口が無い。
手持ち無沙汰なままの私、今度は喫茶店の店名の入ったマッチを手にする。
「……マッチ作りも、職人がいるんでしょうね。火薬の部分とかを手で練るのしか認めないとか――」

……手を変え品を変え、築音さんが合流するまで一時間半、こんな話を一人でベラベラ話してた私……黙って聞いてたあさぢさん……。
後日曰く「凄かった。面白かった(ニヤニヤ)」みたいな事をおっしゃってましたが……凄かったって、何が?(滝汗)
っていうか、何やってんだ、過去の私よ……(遠い目)

ま、そんな私ですので。上記のスレはとても楽しく読めるわけですよ。
えっと……関係ないですか?
妄想って意味では共通だと思うんですけど……(自信なし)


 < 過去  INDEX  未来 >



カテゴリ別に読む(別窓)→[blog Ver.]
suzu3ne [MAIL] [HOMEPAGE]