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2001年12月05日(水) ダンボ

1901年12月5日、アカデミー賞獲得数ナンバーワンの人物、
ウォルト・ディズニーが生まれました(1966.12.15没)。

大きな声では言えないのですが、私はディズニーが大の苦手で、
東京ディズニーランドすら、1度も行ったことがありません。
『くまのプーさん』は好きですが、
あれはA.A.ミルンの童話だとしか思っていません。
が、これだけは別!という映画がありますので、本日はそれを。

ダンボ Dumbo
1941年アメリカ ベン・シャープスティーン監督


ある日、サーカスの一員である雌象ジャンボは、
耳の大きなかわいい赤ちゃん象を出産しますが、
意地の悪い連中に大切な赤ちゃんがばかにされたのに腹を立て、
乱暴な振る舞いをしたため、
生まれたばかりのその子供と引き離されてしまいます。

ダンボとつけられた子象は、
芸の覚えも悪く、何をやっても失敗ばかりでしたが、
ネズミのティモシーに励まされ、
自分の大きな耳で空が飛べることに気づき、
一躍人気者になるのでした…

この映画を見た日から、ティモシーという名前は、
「しぶちんスクルージ」「金貸しシャイロック」「アホの坂田」と同様、
私にとって「心の友ティモシー」と、代名詞になりました。
ダンボをからかう連中は本当に憎たらしくて、
実は、ディズニー映画が苦手な理由として、
このステロタイプなキャラ像が挙げられるのですが、
ならば、ティモシーという奴は「ステロタイプのいい奴」です。
下手をすると自分を踏みつぶしかねない体を持ったダンボに、
「お前はかわいい」「サイコーだ」と賛辞を惜しまず、
あらゆる罵詈雑言からダンボをかばおうとします。
ティモシーにとっても、この物言わぬ哀しい目をしたかわいい象は、
自分を全面的に信頼してくれる、大切な友達だったのでしょう。
今こうして書いているだけで、本当にほろっと来るものがあります。

ダンボはたまたまかわいそうな境遇にあるサーカスの象でしたが、
これは人間生活にもそのまんま当てはめられる気がします。
どんなに辛いことがあっても、全面的に自分を受け入れてくれる人が、
たった1人でもいいからいてくれたら、本当に報われることでしょう。
が、その「たった1人」を得るのが本当に難しいというのも事実。
どんな人にも、その「たった1人」がいてくれたらいいのと、
祈らずにいられません。


ユリノキマリ |MAILHomePage