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2001年09月06日(木) 妹の恋人

さて、今日は「妹の日」だそうです。
兄弟型研究家の畑田国男さんが提唱しているとか。
私のように、妹であり姉でもある者は、
どうしたらいいのでしょうか。

それはさておき。
妹といえば、こんな映画がありました。

妹の恋人Benny & Joon
1993年アメリカ
ジェレマイア・S・チェチック監督


精神的に障碍のあるジューンと、
彼女を気遣う余り、自分のことがお留守になってしまう兄のベニーの、
心温まるドラマです。

2人のつつましい暮らしに入り込んできたのは、
ベニーの友人のいとこ・サムという男です。
チャップリンみたいなスタイルで、
キートンのように無表情な変わり者ですが、
変わった方法で家事をこなすなどし、ジューンともうまが合って、
次第に恋が芽生えます。

サムを嫌ってはいないけれど、“普通じゃない”ジューンが心配で、
2人の仲に難色を示すベニーもまた、
B級映画への出演経験もあるという、
美人で気のいいウェートレスといいムードなのに、
多事多難ですんなりうまくいきません。
(というか、ベニーの心配性が諸悪の根源のような…)

ハートウォーミング系のドラマを表現するのによく使われる、
「悪い人が1人も出てこない」というせりふがぴったりです。
「何もそこまで」と思いつつも、
ベニーの目になって、
傷つきやすい「妹とその恋人」を見守りたくなります。

ベニー役が、『マイケル・コリンズ』『ミッション』などのエイダン・クイン、
ジューンは、80年代の青春スターから、最近は演技派で鳴らす
メーリー・スチュワート・マスタースン、
サムは役がジョニー・デップ、ウェートレス役がジュリアン・ムーアでした。
映画好きにとっては、結構豪華キャストではありませんか?


ユリノキマリ |MAILHomePage