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| 2001年06月29日(金) |
モリー先生との火曜日 |
モリー先生との火曜日 TUESDAYS WITH MORRIE 1999年 DVD/原作
同名の原作(ミッチ・アルボム著)は、全米でベストセラーを記録し、 日本でも出版されています(私は未読)。
スポーツライターのミッチは、仕事に忙殺され、 愛する恋人との間にもすきま風がふきかけている毎日の中、 ふとしたことから、大学時代の恩師であるモリー先生のもとを訪れます。 そこでミッチを出迎えてくれたのは、高齢になったばかりでなく、 筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病に侵され、 自力でトイレに行くこともままならない、 そのくせジョーク好きで、絶望という言葉を全く知らないような、 結局は昔と何ら変わらぬ恩師の姿でした。
それからミッチは、忙しい仕事を少しずつセーブし、 毎火曜日、モリー先生宅で「人生について」の “個人授業”を受けるのでした。 (原題が“TUESDAYS ”と複数形なのは、そのためです) モリー先生の人生指南の“修了”は、 とりもなおさず、先生との永遠の別れを意味してはいました……。
多分、原作はよりその色合いが強いのだと思いますが、 何しろ、モリー先生の名言のデパートのようなドラマでした。 私が特に好きなのは、「�癸院廚鬚�け声にスポーツ競技を応援する 学生たちを見て、 「なぜ2番じゃいけないのかね?」と言ったという、 学生時代のエピソードです。
ちょっと逸れますが、いがらしみきお原作のまんが 『ぼのぼの』の中で、 クルミ投げが誰よりもうまいことが自慢のシマリスくんが、 ジョボくんという石投げ名人との勝負に負けた後、 「にあっ」と笑いながら言う台詞がふるっていました。 「シマリスはこの世で二番目にクルミ投げがうまいのでぃす」 そこには、ナンバーツーとしての矜持のようなものが 全部集約されているようで、クールだとさえ思いました。
モリー先生の言葉は、どちらかというと、 ともすれば一番病に侵されがちな若者への警句というか、 そんな感じだったのかもしれませんが、 ナンバーツーにはツーの、スリーにはスリーのプライドがあって しかるべきです。 当たり前のことではあるのですが、 これを忘れてしまったスポーツキャスターなどが、 特にオリンピックなどの国際大会における日本勢の成績を、 「惜しくも銀」「金に届かず」「4位に甘んじる」などと、 「じゃ、テメエがやってみな!金とれんのかよ!」と、 ごくごく上品に突っ込みたくなるような “暴言”を吐いてしまうのですから、 やはり「ささやかだけれど、役にたつこと」の1つだと思います。
その名言のデパート“モリー先生”を演じたのが、 我らがジャック・レモンでした。 そして、ミッチ役がハンク・アザレアでしたが、 (『ゴジラ』のカメラマン、『大いなる遺産』の グウィネス・パルトロウの婚約者など) いずれも説得力ある熱演でした。
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