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2001年04月28日(土) 素晴らしき哉人生!

1878年4月28日、ライオネル・バリモアが生まれました。
このおじいさま俳優は、決して愛すべき役ではなかったものの、
次の「世界で最も愛されている映画の1本」に出演しています。

素晴らしき哉人生!It's a Wonderful Life
1946年アメリカ フランク・キャプラ監督


この映画については、細々と愚にもつかない解説をするのには
ためらいがあります。
とにかく見て、いい意味でのアメリカ映画の「おめでたさ」を味わえたら、
それだけで、自分がこの世に生をうけたことの意味を、
自分なりにつかめたような気分になる、
そんな作品なのです。

不動産会社を経営する善良なジョージ・ベイリーの
子供の頃からの様子を、ある半人前天使が観察し、
彼が死にたいほどのトラブルに陥ったとき、
ある方法で救うのですが、
自殺を思い止まらせたその方法とは?
その方法のためだけに、
冗漫ともいえる彼の半生に付き合わされますが、
いわば、「逆クリスマス・キャロル」ってところです。

主演はジェームズ・スチュワートでした。
同じくキャプラと組んで熱演した「スミス都へ行く」よりも、
もっとずっと素直に感動できます。

といっても、映画の数だけ人の好みがあるのも現実で、
なんと欺瞞的な話だろうと感じる人もいるかもしれません。
だから私の望みは、クリスマス(やその直前)になったら、
BSなどだけでなく、地上波の、それこそローカル深夜でも、
この映画を取り上げてくれたらいいのになぁということです。
クリスマスには、ぜひこの映画を思い出したいからです。
そして、まだ見たことがなかったという人が、
ちょっとした好奇心から見ているうちに、どんどん引き込まれ、
ボロ泣きになっているかもしれないなあと想像しながら、
私も泣きたいと思います。

私がこの映画を見たのも、本当に偶然でした。
仕事の昼休み中に、職場近くのデパート内のCD店で、
聞いたことのないレーベルから出ている廉価版ビデオを手にし、
「フランク・キャプラ/ジェームズ・スチュワート」
の組み合わせだけに惹かれ、
ジャケットに書いてある粗筋も、ろくろく読まずに買いました。
これがまれに見るお買い得だということがわかったのは、
皮肉なことに、少々眠気が来始めたころでした。
(夜中に見ていたものですから……)
思うさま泣いたら、すっかり眠れなくなりました。

すべての映画ファンにお勧めします。
見た後、自分の中の映画ベスト作品ランキングが変動する人が、
結構いらっしゃると思いますよ。


ユリノキマリ |MAILHomePage