会社がサラに残業をしろといってきたわ。 交代でイイからって 全然交代じゃないんですけど? 土曜休みはないわ 残業は増えたわ 手当ては出ないわ
------苦しい。
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子供は天使だと言う。 その背中には羽根があって 何処にでもいけるらしい。
自分にも翼があったらと。 そしたらこの空に羽ばたいて 何処へでも行けるのに。 この空の何処かには 自由があるに違いないと信じて 何処までも飛んでいくのに。
なのに 自分の背中には羽根がない。 足には鎖。 そして頭上にはウサギの耳。 これがあった為に 人にしいたげられ 捕われて 今の自分がいる。 暗く冷たいこの世界で 見上げる空は薄墨色。 けして光は差し込まない・・・
「ラビ」 1人の男が彼の名を呼んだ。 呼ばれたのはまだ子供で ソファに横になって聞こえないフリをする。 「ラビ」 もう一度呼ばれるが 彼は背を向けたままだ。 「司令だぞ、マリウス」 その名前を呼ばれたとたん 少年は飛び起き名を呼んだ者に 飛びかかった。 「その名で呼ぶな!」 「だったら返事くらいしたらどうだラビ」 「なんのようだ」 気に入らないと言う感じで ソファに座り直す。 「地球に総攻撃か?」 「いや、その前に捕らえなければいけなくなった」 「?」 「我々が探していた『紅の意志』を持つものが 地球にいるらしい」 「地球人にいるのか?」 「詳しい事は分からんがそれが分かるのは お前だけだからな」 男が近くにあったイスに腰掛ける。 「お前なら分かるだろう。『蒼の意志』を 宿すお前ならな」
その力の為に囚われのみになったのと同じだと ラビは舌打ちする。 月面にある軍隊施設で 毎日、人を傷つける練習。 外から見えないように高く囲われた塀。 見上げる空は四角く薄暗い。 「地球にいけって事だな」 「そうなる」 「見つけたらどうするんだ?」 「そんな事。お前が一番知っているだろう」 低く笑う男の声にさえ吐き気が伴う。 「地球行きの船の用意はしてある。 楽しい航海を」 ちらりと男を見て部屋を出る。 「あばよ。シャマン」
『赤の意志』なんて興味なかった。 しかし、この高い場所から出られるのだと思うと 心が踊った。 月から見る地球は 青く美しい。 そこになら背中に翼がなくたって 羽ばたけるかもしれない。 空は広く、空は青いに違いない。 「今、地球は春だな。桜って花が 見れるのだろうか」
自室の荷物をまとめながら 空を眺める。 小さな小さな世界。 そこだけが 自分の世界。
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今、書いてみると リバーシブルぽいなって思うのですが どたちゅんとはいえ ラブシーンがあった事を思い出す。 ただ、若かったのでHシーンが よく分からなかったんですよ。 書き方がね。 あれから色んな本も読んだし それこそ相方がいろいろアドバイスしてくれたので 書けるでしょう。 でも、ラブシーンは日記では 書けません。 婚前交渉なんて! (違うって)
あ、お誕生日おめでとう相方。 これからも宜しくね。
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