気ままな日記
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2008年07月03日(木) あ、足りない

 先週、近くのスーパーへ買い物に出かけた時のことである。
横着の性分のわたしは、週に1度か2度まとめ買いをする。そのため、一度の買い物量が多くなる。
 その日も、スーパーのカゴいっぱいに冷凍食品だのお菓子だのを放り込み、レジに並んでいた。順番が来て、店員さんが、次々と商品のバーコードを読み取っているのをぼんやりと眺めていた。
 時は夕刻。お勤め帰りの人々で、どこのレジもそうとう列ができている。
 その時ふいに、何の脈絡もなく、さっきバスカードを買ったことを思い出し、いやあな予感がしたので、さりげなさを装って、財布をのぞいてみる。
 「……」千円札が1枚しかない。あとは、札と同じ大きさの、どこかの割引券がしわしわになって入っているだけ。
 それでも冷静を保ちつつ、内心すがる思いで小銭入れの方をちらりとのぞく。
「1個2個3個……」
こういう時の500円玉は実に有り難い。
 しかしそれでも足りないのは明らか。そうこうしている間にも、レジのお兄さんは、次々と商品の読み取りをしている。今なら何とか払える範囲内におさまるかも……。もはや一刻の猶予もない。意を決して、「すいません、そこでやめてもらえます?お金足りないので」と告白。
「ここまででやめるんですか」と店員さん。
 そのやりとりの段階で、うしろに並んでいた、醤油一本お買い上げの女性が、明らかに苛立ち始めている様子。とにかくここを円満に手早く切り抜けなくてはと、「そこのキャッシュコーナーでお金おろしてきますから、残りはとっておいてください。あとでまた来ますから」と言い置いて、買える範囲内の物だけお買い上げ。
 もちろん恥ずかしくて再び戻る気はせず。第一、キャッシュカードも、持ち合わせていない……。
 冷凍食品をたくさん残して来てしまったけど、あれらはみんな、解けちゃう前に、ちゃんと冷凍庫に戻してもらえたかしら。
 閉店までずーっとレジのうしろに、とっておいてくれてたりして……。
ホント、すみません。
 しかし、お金払わずに商品持ってきちゃったわけじゃないし、混んでたから面は割れてないよね、などと言い訳し、性懲りもなく今日またそのスーパーへ行ってお買物。今度は、店にはいる前に財布の中身を確かめたのは、言うまでもありません。


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