気ままな日記
DiaryINDEXpastwill


2008年05月04日(日) 夢のパラドックス

 明け方、医事課に異動になった夢を見た。
自宅から自転車で15分のとろこにある、実在する病院である。場所は近いが医事課は医事課である。仕事に得手不得手があるとしたら、明らかに、わたしにとって、不得手の代表のような部署である。
 配属されてみると、待ち構えていたのは、以前実際に医事課でご一緒だった姉御肌の同僚。これも実在する人物。お互いに感情がこじれにこじれ、仲違いしたままになっている女性だった。
 もうあんな険悪な雰囲気にはなりたくないと、夢の中のわたしは、このたびの異動に落胆しながらも、その女性に思い切り媚びている。一方の彼女は、そう簡単に心を開いてなるものかと、冷たく一言、「わたしは几帳面な人が好きなんです!」ときっぱり拒絶的態度。これが現実世界だったら、わたしのほうも、その程度の一撃で、すっかり心を閉ざすのだが、夢の中では、そんなひとことでへこたれはせず、ひたすら彼女のご機嫌伺い。その甲斐あって、彼女に無事取り入ることに成功するのでした。
……と、ここで一旦目が覚め、ああ、よかった、夢だったんだと思い、再びウトウトすると、先ほどの夢の続き。夢の続きをみることなんてめったにないので珍しい。先ほどの夢の場面から、一夜明けている。始業時刻ぎりぎりに出勤したわたし、病院の門をあけておくという仕事を怠ったために、早や異動2日目にして、先日のご機嫌とりの甲斐もなく、彼女に睨まれることになった。このあとの展開は、もうこれ以上夢の続きを見るまでもなく明らかというもの。
 再び夢から覚めて、ああ、夢でよかった、と思ったのは事実。
でも、誰それが、休職だの療養休暇だのとって休んでいるらしいという話を多々聞く昨今。
 こんなことを言うと、本当につらい思いをして休んでいる人たちに対して不謹慎な、と怒られるかもしれないが、今回の夢は、わたしも過酷な職場に身を置いて、2年、いや1年でいい、「あ〜鬱かも」と言って休暇をとり、毎日好きな時間に起きて、ドリップコーヒーなどすすりながらテレビを見る、みたいな生活(無論一人暮らし)をしてみたいな〜という願望の表れでもあったのではないかと思うのである。


TOMATO |HomePage

My追加