土曜日
久しぶりに故意に寝坊した 布団から出ないでむにゅむにゅしながら 時計がお昼を回った頃に お腹が減って仕方なく起きた
ゴハンを食べてギターの弦を変えた
新しい弦になった途端ごきげんなD-28 自然に手はレコーダに伸びた セッティングをして音を作って行く
ここ3,4年のうちに 分かっていて難儀している事がある
アコースティックギターは アルペジオ的単音よりも ストローク的和音の方が 音作りがはるかに難しい
僕は色々な音を作る挑戦を しばしばしてみる事がある
例えば 某消費者金融「ア●ム」のCM 「初めてのア●ム、初めての●じん君〜♪」 この歌のバックで鳴っているギターに 耳を傾けた人はいるだろうか
ギター本体の持つ音質の違いや 個人の好みはあるが あの音を出すのは至難の技だ マイクを立ててチョイと出来る音ではない
どこが難しいかといえば 「ギターらしい音を作るエフェクト」である
アナログの音は マイクという媒体から拾われて 電気信号に変わって録音される
その時に様々な過不足が生まれる マイクが拾う耳に聞こえない音 電気信号に変わる際に失われる音 耳に聞こえる心地よい音とは 全く別物になってヘッドホン越しに出てくる
その過不足を補正するエフェクトには 数え切れない組み合わせ方法があって それを捜すのは本当に難しく根気が要る
僕はレコーディングエンジニアではないので 音を捜す作業はいつも手探りに近い イイ音を見つけて細かくデータを取って 次に全く同じ事をしても 往々にしてスパッ!と決まった試しがない
プロのエンジニアは それをノウハウとして確立している アーティストの嗜好やイメージを 形にして聞かせる職人技に感心する
気がつけば夕方になっていた 今日もデータは取れたけれど ストローク的和音の核心には程遠い イメージを形にする術は 僕にとってとっても大切な「仕事」だ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 日曜日
朝の9:30 二日酔いの相棒を迎えに行き 10:00からスタジオに入る
11/20(水)ライブの最終リハ
さすがに朝が早すぎる 声がまともに出ようはずもない 30分もしてやっとこノドが起きた
「今日は弦が切れる」の予言通り 二人ともバツンバツン切れた(笑) 分かっているだけに対処も早い 支障なくリハは進んで行く
また進化する
同じ曲を同じ様に繰り返しても それはきっとライブではないし やっている僕らはその進化によって その曲に飽きずにいられるフシもある
進化は変化 その変化を何食わぬ顔で楽しめたら 僕らの思いはきっとお客さんに伝わるだろう
京都で今年最後のフジタスミト&ばんただあき 11/20(水)西院ウーララ Pm7:00Start お待ちしています ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ リハを終えて相棒を家に送り トンボ帰りでスタジオに戻る
お昼からは 僕の機材を持ち込んで レコーディングのお手伝い
さるオーディション用デモの録音 初対面の女性ボーカルを録る
彼女は作詞で応募して一次を通り 課題曲を渡されたのだそうだ それを自分で歌って送る事になったらしい
もともと作詞で応募した彼女 機材のセッティングをしているうちに かなり緊張が増しているようだった
一通り準備を終えて録りの注意を少しして 「これはノド慣らしです」と告げてテイク1 これは同時に僕のデータ収集でもある
曲構成とボーカルのフィーリング 色んな調整をテイク1でやってしまう
素材が良い 時間は殆どかからないだろう
「じゃ次はちょっと本気で」と告げてテイク2 テイク1でも気になった不安定個所が まったく同じ所で出る
不安定になる理由は 自分がそこをどう歌っているかが 分からない場合が大半なので 僕がいくつかパターンを歌い 選んでもらって5分ほどかけて矯正
「たぶんこれでOK出ます」と告げてテイク3 これで充分だ 突き詰める必要はない デモは素材の基本性能が伝わればいい
素材が良いと時間がかからない その場で仮ミックスして聞いてもらい 「じゃ今から帰って編集して夜に渡します」 「お疲れさまでした」と別れて家へ
自宅で編集を済ませてデモCDを仕上げた後 昨日に続いてまたもギターの弦を張りかえる
夕方になりちゃりり〜で街へ出かけた 阪急の前で待ち合わせるなんて何年ぶりだろう 出来上がったCDを早々に手渡して ボーカルの本人 そのお友達 そして依頼主であるCup of Sunのマスター 4人でゴハンを食べた
マスターは相変わらず酔っ払った 勢いでカラオケまで行った ベロベロのマスターを娘さんが迎えにきた
また会う日まで♪
|