囚はれのシネマ日記
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人が亡くなると感情も大きく動くけれどお金も大きく動く。 ごくふつうのお葬式をあげてごくふつうのお墓を建てるのに7桁の数字が動く。 葬儀代、お清めの会食代、返礼品代、香典返しギフト代、お布施、仏壇代、墓石の支出の合計。 二子山親方ほどではないにしてもお香典もかなりの額にのぼる。 収支を計算するとだいたい自費出版の歌集が3冊出せるぐらゐの出費になる。 といふわけでこのごろはパソコンのキーでなく電卓のキーを叩くのに忙しいわたしでありました。 亡くなつた義母の経済効果ははかりしれない。 動けなくなつた老人が大金を使ふとしたら介護とお葬式とお墓とお寺さん以外の何があらう? わが国のやうな超高齢化社会では介護ビジネスと葬儀ビジネスに未来があることだけは確かかも知れない。 そして残された義父の場合も月に20数万円の介護費用がかかつてゐるのだ。 その介護サービスの内容とは、週に4日午前と午後のヘルパーさんの派遣、週1回の通所リハビリ、週1回の訪問入浴、そしてパラマウントベッド、車椅子、歩行器のレンタル。 だがその9割は介護保険から出るので当事者は1割負担、わづか2万円ほどですべてのサービスを受けられる。 介護に疲れてからだを壊し愚痴を言ふお嫁さんたちをいつたい何人見てきたことだらう。 介護保険はじやんじやん利用するべし、といふのがわたしの考へであります。
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