囚はれのシネマ日記
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 あたたかくなつたので窓を開けてみたところ目のまへに梅が満開。 小さく花がゆれる気配があるので見てゐるとメジロさんの訪問だつた。 うぐいす色の可愛らしいメジロがチョコチョコと枝を伝ひ歩きしてゐた。 つがひで飛んでくるはずなのでもう一羽もどこかに隠れてゐるはず。 5年前まではうぐいすも毎年やつて来た。 そして歌ごゑをすぐそばで聞かせてくれた。 うぐいすは姿を見せないといふけれど都会では隠れる竹やぶもない。 うぐいすはうぐいす色ではなく目立たないやうに木の枝と同じ色をしてゐる。 いつぽうメジロはなぜか目に鮮やかなうぐいす色をしてゐる。 うぐいすの気持ちやいかばかり。 どちらも梅の甘い蜜の部屋に誘はれて来る。 これはお隣の義父母の家の庭に咲く梅。 義父母はただいま入院中なので夕ぐれになるとわたしが雨戸を閉めにゆく。 合計10枚の古い雨戸はなかなかすんなりとは閉まらない。 二階の雨戸を閉めるときその窓からは我が家とは別の世界が眺められる。 ゆつたり広がる青空に梅の花が白くほころんでゐる。 庭があるといふことはこのゆとりを日々楽しむといふこと。 といふわけで2月中旬からずつと梅の花が開いてゆくのを眺めてゐた。
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