囚はれのシネマ日記
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見逃してゐたベルトルッチの『ドリーマーズ』を見に飯田橋ギンレイホールへ。 さほど期待してはゐなかつたがほんとに期待はづれの映画だつた。 時代は1968年パリ五月革命のさなか。 いつたい1968年を背景にしたいい映画が1本でもあつただらうか? 映画オタクの双子とやはり映画好きなアメリカ人青年が双子の親(有名作家)の留守にアパートメントにこもつて映画クイズと乱交まがひのことをする。 といつてもべつに倒錯的なことがあるわけでもなし。 なにか革新的なプレイを考へつくわけでもなし。 親の小切手で食ひつないで裸遊びをしてゐるといふだけにしか見えず。 結局アパートメントの外へ出て警察隊に火炎瓶をぶん投げるといふところへ落ち着く。 フィリップ・ガレルの息子が一卵性双生児の美青年を演じてゐた。 まあそれを見ただけでもよしとしやう。 あとはジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリンのバック・ミュージックかも。 レトロではなくただ古いといふ感じ。 ベルトルッチは初期の(タイトルは忘れたが)娼婦が殺される映画がいちばんよかつた。 『ドリーマーズ』はこちらです。
2本立てなのでもうひとつ『ドット・ジ・アイ』といふのも。 これは一味違ふカルメンものだけれどさしたる独創性もなし。 この2本立ての共通点はなんなんだらう? 『ドリーマーズ』のアメリカ青年がこつちにも出てゐたやうな気がするけど… わかつた!その心はひとりの女とふたりの男だ! ところで「ドット・ジ・アイ」とは「iに点を」つまり「細部に注意」といふイギリスの諺らしい。 思はせぶりなタイトルだこと、そんな細部を作りこんだ映画だつたかしら。 それはこちら。
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