囚はれのシネマ日記
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2004年07月16日(金) アルカサルまで歩かされて

アビラからセゴビアまでの道はとても牧歌的だ。
牛や馬がなだらかな山間地に放牧されてゐてのどかな風景がつづく。
そして麦秋の小麦畑とオリーブ畑。
北スペインと南スペインつまりアンダルシアはまるで違ふ国のやうに違ふ。
国土が広いのでわたしたちツーリストはその変化を楽しみ、そして驚く。
セゴビアで有名なのはローマ時代の遺跡の水道橋とアルカサルだ。
水道橋はフランスのポン・デュガールよりは小作りだつた。




アルカサル。
ディズニーの白雪姫の城のモデルとして知られてゐる。
そしてアラビア語で宮殿を意味すると言ふ。
アルはアラビア語でスペイン語のなかによく使はれる冠詞だ。
マドリッドからアビラまでの道路の中央分離帯には黄色のエニシダが咲いてゐた。
その「エニシダ」はスペイン語だと添乗員のSさんが教へてくれた。
日本では「金雀枝」と書くのでてつきり日本語かと思つてゐた。
アルカサルの全景がよくみえる場所でいつたんバスを降りる。




するとふはふはとタンポポの綿毛のやうなものがどこからともなく飛んでくる。
まるで楊柳の綿毛のやうだと中国に旅行した方たちは口をそろへて言ふ。
それはポプラの綿毛だとガイドのSさんが教へてくれた。
水道橋を見物してから昼食。
昼食はセゴビア名物の仔豚の丸焼きだ。
生後3週間たらずの仔豚を頭も手足もついたまま丸焼きにしたものだ。
肉がやはらかく黄金色にパリッと焼けた皮がおいしいさうだ。
焼きあがつた仔豚の丸焼きを切り分けるときも日本人ツーリストはパチパチとシャッターを切りまくる。
日本人はカメラ依存症だと思はれはしないだらうか、名誉なことではない。
ついでに言へば日本人は携帯電話依存症だ。
スペインでは日本のやうに携帯電話をやたらみんなでいぢくつてはゐなかつた。
あれは気持ち悪い光景だと思ふ(外国人が見たらよけいにさうかも)。
まあ観光地で携帯をいぢくる人もゐないんでせうけど。


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