海を進む
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私の職場の先輩はホワイトデーのあたりに有給をとっていた。 先輩の連休明け、たくさんの男性社員が 次々とお菓子を持ってやってきた。 先輩はありとあらゆる男性社員一人一人に きちんとチョコレートを贈っていたのだ。 終業後、一人じゃ食べきれないからと、 山のようなお菓子を広げてみんなに分ける先輩。 「すごいですよね。 バレンタインちゃんとやってらっしゃいましたもんね。」 という同僚の言葉に先輩こたえていわく、 「Dさんになんてネックレスもらっちゃったよ。」
もう、心臓の血が全部足に落ちたと思った。 えええーーっっっ!!!と驚く一同。 さらに先輩いわく 「誕生日にもアクセサリーもらっちゃったのに。」
私はみんなほどは驚かない。 よく知った現象だもの。 この数ヶ月そのことばかり考えていたぐらいよ。
驚かないけれど、先輩の広げていたクッキーやチョコレートが 急に砂のかたまりみたいに見えた。 楽しそうに先輩の話を聞く同僚に加わらなきゃ って思っても、笑えなかった。
これが先週の出来事。
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