海を進む
indexpastnext


2004年04月28日(水) 不幸な男

昔自動車教習所で知り合った3歳年下の男から急に電話が来た。
登録してない番号で、会社の人からだったらどうしよう、と思いながら出ると
「あ、俺。覚えてる?」
あー、いたずら電話ね・・・。切ろ切ろ。と思いつつ、携帯を耳から離して
何も言わずにしばらく聞いてみた。
「え、覚えてないの?俺だよ、俺。覚えてない?俺俺。そっかあ、覚えてないかなあ?」
あ、これってもしかしてオレオレ詐欺?こんな夜中にかかってくるものなの?
と、最初は誰なのか全くわからなかった。
「前さー、教習所で会ったじゃん。いろいろ話したりしたじゃん。覚えてない?」
うわー、あの人だ。どーしよ。うわー。キモい。と動揺していると、
「あんまり久しぶりでびっくりしちゃった?大丈夫?久しぶりだよねー、うん。元気ー?」
私、普通に沈黙してるんですけど。どうして一人でこうペラペラと話すわけ?
「思い出したかな?最近どう?俺はさー、最近車買ったんだー。
でさー、前に確かドライブ連れてくって言ったじゃん?
そう言えばそんな約束したなーと思ってさ。したよね?
だからさ、うん、ドライブ行かない?これから。」
・・・これから・・・!!!
もう日付変わりますよ。私たち真夜中に急に会うような仲でしたっけ?
少なくとも一年以上は電話もメールもまったくしてないのに。
「いくらなんでも今日は無理!」
「え、ダメかなあ?」
「明日も朝から仕事だし、無理。」
「そっかー。じゃあ、またいつか行こうよ、うん。ね、またいつかならいい?」
「いや、これからも毎日無理だから。」
あーむかつく。むかつくむかつくむかつく。
きっと彼女とでも別れたんでしょう。たいして好きでもない彼女と。
それか、急に誰かとベタベタしたり、ヤりたくなったんでしょう。誰でもいいから誰かと。
前に私が最後にこの人に会ったとき、この人は、私と付き合いたいだとか好きだとか
家に連れてってくれだとかせめて家の場所を教えてくれだとか、本当に軽々しく言った。
私は、好きでもない人にこんなこと言えるもんなんだ、と感心したほど。
そのときに私は、付き合えない、もうメールもしない、と言ったのに。
都合のいいときに都合よく私を思い出して非常識に電話かけてくるのがむかつくし、
私のことをそういう都合のいい女だと思ってるのがむかつく。
きっと、私には相変わらず彼氏もいなくて誰にも誘われたりしないんだろうと思って、
ドライブにでも誘えばホイホイ出てくるんだろうと思ったんだろう。
そういう寂しくて飢えた女なら簡単に何でもできそうだと思ったんだろう。
バカにしないで欲しい。本当に腹立たしい。
「私のこと本当に好きなのかな?」なんて疑う必要もなく、明らかに、全く、
彼は私のことなんか好きじゃないのだ。
こういう人は、ずっと人の気持ちが信じられないようになると思う。
それってすごく不幸なことだと思う。


きなこ |MAILBBS