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2003年08月04日(月) さよなら、クロ

よくよく考えてみたら私これが2003年初めての邦画です。去年はずいぶん観たのになあ。…といっても普通の感覚からしたらきっと信じられないくらい少ない方だと思うんだけど、でもあれでも私にしてみれば結構画期的な進歩だったんですよ〜。だって昔は邦画を観るために映画館に行くなんて絶対考えられなかったもん。

ということでクロ。苦手な邦画なのにこの作品に限ってなぜ前売りまで買ってスタンバイしていたのかというと、単に犬が好きだからです(あと前売り特典の特製オリジナル缶バッジが欲しかったからっていうのもちょっとあります)。もう予告を見た時からクロに一目惚れ。タイトルからして「さよなら」だし悲しい話なのかなあ〜絶対泣いちゃうよ〜とか思っていたらオープニングでもうさっそく涙ぐみそうに…(早すぎ)。

ところが私の反応もあながち間違ってはおらず、というのはですね、以後はそれほどでもないんですよ。この映画で一番涙を誘うのは実はオープニングではないかと(笑)。ってそれは冗談ですが、私はもっと犬が中心のお話だと思っていたのね。そしたら意外と青春ドラマ要素が強い。もちろん主役はクロなんだけど、並行して、妻夫木君と伊藤歩ちゃんの不器用な恋とかその他学生教職員の姿をノスタルジックに描く。…そう、そうよ、ノスタルジィ。舞台設定となっている昭和30〜40年代へのノスタルジィ映画ですよこれは。あの年代の雰囲気とかいい感じに出てると思いました。舞台となった学校は、「時をかける少女」でも使われた校舎なんだって。すごいなあ。その他色々情報は公式サイトで。→コチラ


妻夫木君と伊藤歩ちゃん二人ともよかったけど、やっぱり主演のクロが超かわいかったな。犬って寂しい時とか「キューン…」て鳴くじゃないですか。あの声聞くとこっちまで切なくなるというか、別に私が悪いわけじゃないのにあああ悲しませてごめんね!今行くから待っててね!と反射的に思ってしまいます。あと子犬時代のクロがはしゃぎまわって遊ぶ様子を見てうちの犬が子犬だった頃を思い出したなあ。我が家の駄犬もあの頃はたいそう可愛かったものですが、今ではすっかり中年太りでシェルティのくせしてコリーになってしまいそうな勢いです。こんな感じ。




しかもオスなのに気が弱く常にビクビクしている所為かいまだにメスに間違われるという(……)。しっかりしてよー。

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さよなら、クロ

2003年 日本
監督:松岡錠司
出演:妻夫木聡、伊藤歩、新井浩文、
田辺誠一、柄本明、井川比佐志
(劇場鑑賞)


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