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2003年05月11日(日) the EYE【アイ】

あわわわわここここれ結構恐かったんですけど! なんか「あなたの知らない世界」超スペシャルデラックスヴァージョン拡大版って感じ? 要するに、特に凝った話というわけではないんだけど、怖がらせ方が執拗なの。病院の廊下で幽霊!外を歩けば幽霊!食堂に入っても幽霊!家に帰ってもまた幽霊!あらゆる場所で幽霊!もう勘弁して下さい。お願いだから通信簿は別のところで探して下さい坊や!ひいぃ!

盲目の女の子が角膜移植で視力を取り戻したら今度は見えないはずのものまで見えてしまうというお話。ひねったストーリーではないだけに、何が何だかわからないまま幽霊オンパレードな前半が特に恐かったです。こういうの平気な人は全然平気なんだろうけどさー、いや私も大丈夫だと思ってたんだけどさー。翌日一人きりでエレベーター乗るのがちょっと恐くなりましたですハイ。
なんていうか、怖がらせ方として、視力を取り戻したばかりという主人公の設定が非常に効果的っていうか、彼女の視界を映像に上手く直結させて観てる人に味わわせるわけです。はっきりとは見えないけど何かがいる、ぼんやりとしか見えてなかったのに急にピントが合う、とか、そういうのを大画面で見せられるから恐いのね。あとは音響。急に後ろの方から声が聞こえたりして(書道教室のシーンとか超びびった…)、映画館ならではの迫力。だからまあ、テレビだと半減かもしれないです。いずれにせよホラーはアジアの方が恐いような気がするのは私だけかなあ。トムクル氏がリメイク権を買ったそうですがどうなるんでしょう。

監督はタイの新鋭オキサイド&ダニー・パン兄弟。去年の「RAIN」以来、実は私は彼等がお気に入りなのですよ。強くおすすめ!っていうほどではないんですが、どこかキラリと光るものを感じます。映像センス的な面で、例えば「RAIN」もそうだったけど今回もまたオープニングが印象深かったりとか、あと、「こんな風に苦しまなきゃならないなら視力なんてなくてもいい!」と閉じこもってしまう主人公の心理的な苦悩、そういう内面を描写するところなどもパン兄弟ぽいと思いました。そういえば今回は盲目ですが「RAIN」は耳の聞こえない青年が主人公でしたね。五感の障害を映像に変換することに興味があるのかな。考えすぎかな。

主人公の女の子はとっても可愛かった。あと、相手役の心理療法士の人はどこかで見たことあるような顔なんだけど(特にメガネをはずしてから)誰に似てるか思い出せなーい。とりあえず公式サイトは→コチラ!


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それはそうと。
そろそろ「メイド・イン・マンハッタン」観た方もいらっしゃるのねーあーやっぱりもっと色んな方々の感想を拝見して気分を盛り上げてから観に行こうかなーとか思ったりしてます。オタノシミは、後から、後から。うふふ。




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the EYE〔アイ〕【THE EYE】

2001年 タイ・香港 / 日本公開:2003年
監督:オキサイド・パン、ダニー・パン
出演:アンジェリカ・リー、ローレンス・チョウ
(劇場鑑賞)



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