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2002年08月12日(月) ライアー・ライアー/グリンチ

先日から微妙に続いている“苦手だったジム・キャリーを見直そう!”フェア。だいぶ好きになってきましたよー。今回は「ライアー・ライアー」「グリンチ」の二本。


まずは「ライアー・ライアー」、これ良かったです! ジム・キャリーのあのテンションが許容できる人ならきっと楽しめるんじゃないかな。
特技の嘘で要領良く仕事をこなしてた弁護士が、息子のお願いの所為で一日だけ全く嘘がつけなくなってしまうというコメディ。コメディなんだけどファンタジーでもあって、何というか、そのストーリー性とジム・キャリー特有の大げさなお笑いとのバランスがちょうどいい。彼がやってこそこの映画だと思いました。ちなみに最初の方の「エース・ベンチュラ」と同じ監督さんが撮ってます。確かにノリはあのままで、そこにきちんとしたお話がついたという感じ。
しかしすごいよねジム・キャリー。ペンの色が「blue」ってだけで、何もあそこまでやらなくても(笑)。ジェット機に靴は投げるし。可笑しすぎ。思わず最後のNG集からメイキング、その後の未公開映像に至るまで余すことなく見てしまった。


そして「グリンチ」。
これはねえ、特殊メイクで完全に素顔を隠されちゃってるんだもん(参考:→コチラ、日本版は→コチラ)、ジム・キャリーだって予め言われなきゃ誰だか絶対わからんよ! …と最初は思ってたのですが、しばらく見てたらなるほど確かに動きや仕草がジム・キャリーでした。何だかなあ、動きだけで判別できるってことは、私も相当彼に慣れてきたらしい。
映画の方は、CGをあまり使わず、セットや役者の技術中心で徹底してファンタジーの世界を創り上げています。Dr.スース「グリンチはどうやってクリスマスを盗んだか」が原作。私は読んだことないのですが、かなり忠実にこの世界が再現されているそうです。うん、こういうの、いいなあ。とても丁寧に作られていて、私は好き。
この映画に関しては、どちらかというとジム・キャリーのことよりも監督がロン・ハワードだってことに惹かれてしまった。例えばデヴィッド・リンチなんかと対極にあるようなこの人の正統普遍的標準エンターテイメント性を私は非常に愛しているのだけども、そういうロン・ハワードらしさが色濃く現れた作品だと思いました。メイキング見てたら、「僕も一日だけジムと全く同じグリンチのメイクをして監督をしたんだ。現場は大混乱だったよハハハハ」とか言っちゃって、そりゃそんなことしたら混乱するだろうよ監督…。お茶目さん。
あ、ジム・キャリーも普通に良かったです。次は「トゥルーマン・ショー」あたり見てみようかな。




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ライアー ライアー 【LIAR LIAR】

1997年アメリカ / 日本公開:1997年
監督:トム・シャドヤック
出演:ジム・キャリー、モーラ・ティアニー
ジャスティン・クーパー
(ビデオ鑑賞)


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グリンチ
【THE GRINCH:HOW THE GRINCH STOLE CHRISTMAS】

2000年アメリカ / 日本公開:2000年
監督:ロン・ハワード
出演:ジム・キャリー、ジェフリー・タンバー
クリスティーン・バランスキー
(DVD鑑賞)


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