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2002年03月07日(木) ギフト

キアヌ・リーブスが酷評されればされるほど、そのダメっぷりを確認したくてワクワクするっていうのは、ファンとしてやはり間違ってるでしょうか。「配役ミス」「演技力なし」「キアヌだけ浮いてる」などと耳にするたびに、うわあ…!早く見てみたい!と胸躍らせて観に(借りに)行くワタクシでございます。そういえば代表作と言われてる「マトリックス」とか「スピード」はあまり好きではないし。我ながら歪んだ愛だなあ。

この作品はオカルトサスペンスです。オカルト要素が強いです。主演のケイト・ブランシェットが超能力でとある失踪事件を解決していくのですが、小さな町が舞台だしケイトも夫に先立たれた子持ちの未亡人の役なので全体的に割と地味な感じでした。
でも、実はところどころビクッとさせられたんだよね。こないだの「フロム・ヘル」が思ったより平気だったのでちょっと甘く見てたかも。バスルームのシーンが特に怖かった。

そして肝心のキアヌはというと、何と暴力夫を演じております。だ、大丈夫なんでしょうか。…あっ!小道具を携えて初登場するや否や、さっそく「俺のワイフをたぶらかしたな!」などとケイト・ブランシェットを汚い言葉で罵倒しております隊長!次のシーンでは女性に殴る蹴るの暴行を加えております隊長!しかしながら評判通り、迫力は…あまりないのであります…。頑張ったねキアヌ……。
や、でも、私は楽しかったです(別に楽しい映画ではないですけど)。「から騒ぎ」を思い出しました。悪役&髭面つながりで。


さてそんなキアヌは、昨年の「ザ・ウォッチャー」に続いて今年も見事ラジー賞にノミネートされている模様。もう何度目ですかねぇ(遠い目)。しかも「スウィート・ノベンバー」と「陽だまりのグラウンド」のダブルとのこと。あらららー。「陽だまりの〜」なんて日本じゃまだ公開されてもいないのに。幸先悪いなー。
それでも私は観に行くからね!(←むしろ楽しみ) 頑張れキアヌ。応援してるぞ。

注):「ラジー賞」 >>> その年最低の映画に贈られる賞。アカデミー賞のパロみたいなお遊び(だよね?)。アカデミー賞授賞式の前夜に開催されるらしいです。



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ギフト 【THE GIFT】

制作:2000年アメリカ / 日本公開:2001年
監督:サム・ライミ
出演:ケイト・ブランシェット、ジョヴァンニ・リビシ
グレッグ・キニア、キアヌ・リーブス
(ビデオ鑑賞)


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