ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2006年11月03日(金) コンサート / 「後の月」をながめつつ

さて、芸術の連休(と、我が家では呼んでいる、笑)
第一弾。

今日は京響の「こどものためのコンサート」を
聴きに行きました。
今年の日程のうち、我が家が行けるのはこの日だけ。
通年の通し券は買えなかったのですが、
秋に1回券が発売になったので、行くことにしたのです。

今回のテーマは
「ドイツ・オーストリア〜心躍る音楽形式〜」

ブルックナー、モーツァルト、Jシュトラウス2世、
シェーンベルク、ベートーヴェン、ブラームスの曲を
聴いてきました。

ベートーヴェンはピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」作品73より
第3楽章 ロンド、アレグロ
ピアノ独奏は、伊藤恵さん。

伊藤恵さんのピアノ、わぁ〜すごいなぁ。
体全体を使って弾いている感じ。

席が右側のバルコニー席だったものだから、
手の動きが見られなくて残念だったけれど。
でも、娘はいい刺激をいただいたのではないかな…。

娘とパパは双眼鏡で、
いろんな奏者の方を観察していたようです。
私はいつもより大友さんの指揮の様子を
じっと見ていました。
それに、ティンパニー奏者の方に目がいったり…。
(真澄ちゃん効果ですね…笑)

今回はお友だちと一緒だったので、
娘は前回来たときより、よりいっそう楽しめた様子。
好きなお友達と音空間を共有することによって、
娘も今日一日が思い出に残るものとなったことでしょう。
(同じクラスの一番仲良しさんにもばったり出会ったし…♪)

コンサートが終わった後、
娘がパイプオルガンを見たいというので、
帰りの流れに逆行しながら、
舞台の背後席に回りました。
私もパイプオルガンをしげしげと間近にみたのははじめて。
いつか、このパイプオルガンの演奏も聴いてみたいものです。

帰りはバスの時間が中途半端だったので、
結局、歩いて帰ることにしました。
ちょうど、白いお月さまが出ています。
ところどころ畑が残る北山通。
「あれは大根、あれは人参、あれはネギ」などと
しゃべりながら通りすぎます。
途中、白い小菊が懐かしい匂いを漂わせていました。

家が近づく頃には、
お月様が輝きをましてきました。
そういえば、今宵は「後の月」。

お月見をしながらのそぞろ歩き。
なんだかよい帰り道でした。


 < 過去  INDEX  未来 >


こみち [風の小径]

My追加