ひとコマ
何気ない日常のひとコマ
2004年02月01日(日)
コハクチョウ
朝からお日様の光が
やわらかくリビンクにふりそそぎます!
絶好のスキー日和♪
パパと私「ゆうちゃん〜、やっぱりスキーに行かない?」
娘「ううん、ぜったいにハクチョウの方がいい!」
…う〜ん、説得に失敗。
娘は少し前に、おじいちゃんとおばあちゃんから
琵琶湖に飛来しているコハクチョウの話を聞き、
それを見に行きたいと思っていたのでした。
そんな訳で、親二人はスキーに未練を残しつつ(笑)、
「新旭町水鳥観察センター」
へ。
センターに到着したのは12時半すぎ。
中に入ると、フィールドスコープがずらりとならび、
椅子に座ってゆったりと琵琶湖にいる野鳥を観察出来るようになっていました。
湖面にはいろんな鴨たちがプカプカと浮かんでいます。
多くはハンサムな姿の「オナガガモ」。
今はちょうどお昼寝時なのか、
どの鴨も顔を羽毛につっこんで寝ている状態…。
いつもなら1時に給餌するとのことだったのですが
(↑それを狙って行った)、
団体さんが2時に到着するとのことで、今日の給餌は2時とのこと。
それまでに少し時間があるので、
センターの方に教えていただいたコハクチョウのスポットへ
行ってみることにしました。
コハクチョウたちは、水をはった田んぼの中にいました。
やはりこちらもお休み中…。
片足をあげて寝ているのやら、
深々と水につかって寝ているのやら、
あぜ道で座り込むように寝ているのやら…
いろんなスタイルで休んでいます。
望遠鏡でのぞくと、
時々目をあけたり、また瞑る様子が愛らしかったり…(^-^)
そうこうしているうちに2時前になったので、
再び水鳥観察センターへともどりました。
センターにもどってみると、
さっきはちっとも変化がないように見えた水鳥たちも
様子が変わっています。
沖合で眠っていたカモの一群(たぶん、キンクロハジロ)は、
湾内からもっと外の方へと移動して、
いまやゴマ粒のようにしか見えません。
一方、オナガガモやマガモたちは、
ちょっとソワソワと浮き立っているような感じ…笑。
(お食事の時間だとわかっているんでしょうね。)
センターのおじさんが、
笛をならしながら給餌に出て行かれました。
すると、どこからともなく、ユリカモメたちが集まってきました。
ユリカモメたちは、おじさんの手からパンをもらったり、
空中で受け止めたりして、
まるで給餌ショー、笑。
一方、カモたちはおじさんが餌をまきに近づくと少し逃げ、
おじさんが遠のくとソソと餌の周りに集まってきました。
このユリカモメとカモの対照的な姿は、
なかなかおもしろい…。
その後、
センターのもうお一人のおじさんから、
(↑もうとっくに70歳はすぎていらっしゃって、おじいさんといった方がいいかも…)
琵琶湖にいる水鳥の説明を受けました。
水鳥は大きく2種類に分けることが出来て、
倒立して水草を食べる水鳥(マガモやオナガガモなど)と、
潜水して魚・貝類を食べる水鳥(キンクロハジロやカイツブリなど)がいるそうで、
それによって、水鳥のシルエットも違うとのこと。
そして前者は岸に近いところにいるが、
後者は沖合にいるとか。
なるほど…と、ひとつお勉強になりました。
センターを3時頃後にして、
ふたたびコハクチョウのもとへ。
相変わらず、彼らはお休み中…。
途中、起きていた2羽がどこかへと飛び立ちましたが、
残りはずっと寝たまま…笑。
夕方になって、少し起きだして餌をつつくようすが
見受けられるようになりましたが、
少しすると、ふたたび首を羽根につっこんでしまいました。
地元の方のお話だと、
夜は”かや”の方に移動するとのことでしたが、
5時過ぎになって、お日さまが山に沈んでいっても、
いっこうに動く気配がありません。
(遅いと、8時頃までここにいることもあるらしい…)
「コゥーッ コゥーッ」と呼び合って
飛び立つ姿が見たかったのですが、
今日はあきらめて帰ることにしました。
(ま、2羽飛び立つのは見たことだし…)
それにしても、コハクチョウたちは
いつもああやって一日中寝ているのでしょうかね…。
厳しい長旅に備え、
英気を養っているっていうとことなんでしょうか…!?
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