ひとコマ
何気ない日常のひとコマ

2003年01月07日(火) 『河海抄』/エナガのお昼時

七草粥を食する日でしたね。

去年までは、絶対にお粥を食べなかった娘ですが、

今年さりげなく食卓の上に、娘の分の七草粥を用意しましたら、

「あ、美味しそう♪」という意外な言葉が帰って来ました。

まぁ、嬉しい。




「芹・なづな・御行・はくべら・仏座・すずな・すずしろ これぞ七種」

『河海抄 』より


鎌倉時代の書物『河海抄』に、このように記されているそう…。

古の人びとが食したお粥を食べる日と思うと、

なんだか感慨深いものがあります。

私自身は子どもの頃に七草がゆを食べた記憶がないのですが…

今のように、スーパーで「七草セット」が売っていなかったのでしょうね、きっと…。


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お昼すぎに買い物に出かけました。

街路樹の大きなケヤキの木から、

軽やかな小鳥たちのさえずりが聞こえて来ます。

立ち止まって様子を見ていると、

スズメよりも小柄で、尾の長い小鳥たちが数羽、

つん つん つん くるりん♪ と、

枝の上を行き交いながら、枝をつっついているのでした。

ふふっ、かわいいエナガたちのお昼時です。

「ゆうちゃん、ゆうちゃん! ほら、小鳥さんがいるよ!」と声をかけると

娘は「どこー?」と目をこらし、

「あ、いたいた♪」と、その姿を確認すると、

さっさとスキップして、先に行ってしまいました。

(おーい!待ってくれぇ!…母はまだながめたいのにぃ…うぅっ…)

買い物の帰りに、またエナガたちの姿を探しましたが、

彼等はお食事が終わってしまったのが、

どこにも姿が見えません…。

また、あしたも来るかしらんね…♪


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