|
ここしばらくで読んだ本
「ザ・万歩計」万城目 学 産業編集センター
「鹿男」の作者のエッセイ集。 この人の文章、面白い。 一応エッセイの形取ってるし、中身はノンフィクションだと思うんだけど、 微妙にファンタジーが混じってるような、妄想のような、 もしかしてこれも結局小説なの?と思わせるような。 ごく普通の風景の中に、別に何の不思議もないような顔して「違う!」ものが紛れ込む、 それが万城目学の真骨頂なのかもしれない。
*
「ワンダー・ドッグ」竹内 真 新潮社
「カレーライフ」の作者です。 ワンゲル部と犬のお話。 ぽちたまか今日のわんこか、みたいな心暖まるお話。
「ビールボーイズ」竹内 真 東京創元社
同じく「カレーライフ」の作者です。 「カレーライフ」のビール版。 ビールなだけにカレーよりはちょっと不良、ちょっと大人。
竹内真という人はどうしてこんなに毒の無い純真なお話ばかり書くんだろう。 カレーも自転車も犬もビールもじいさんも、みんな青少年の成長物語なんだけど、 誰一人として挫折しない。 何があってもいとも簡単に乗り越えてしまう。 ビールの中のひとりなんて、それだけで長編が一本書けてしまいそうなほどの 苦悩とあがきと覚悟と挫折と努力と…そんなこんなが山ほどあるはずなのに、 周りはみんな理解者でなんの不思議もなく協力してくれる。 読むヤツ、読むヤツこんなんばっかだと、流石に食傷気味かも。 おとぎ話だけじゃなく、もちっと人間物語を書いてくれないかなぁ。
*
「VOW王国 ニッポンの誤植」宝島社
1/3は単純に、1/3は下ネタ、1/3は元ネタ古すぎ、とは、借りてきた本人さんの弁。 本家VOWの看板もちらっと載ってます。 個人的には「リス」ネタと「サラキン」が好き。
|