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2005年01月05日(水) 「ひらがな日本美術史6」

やっとこさ「books-diary」の更新をしました。

去年1年で読んだ本、冊数を書きたくないくらい少ないです。
なんと全36冊! 内マンガ3冊…。
もっとも中には上下巻とかもあるんで
作品数にするともう少し減りますね。

この1年、読める時間というのが少なくなって、
読んでる時期と全然読んでない時期が偏ってるんですが、
年間でならすと1ヵ月に3冊弱(マンガ除く)ですか。
と考えると、まるっきり読んでないわけでもないか。

だいたいいつも本読みさんのサイトばっかり見てるから
「自分は読んでない!」って思っちゃうのね。
リアルご近所さんちには本棚自体がほとんど見当たらないんだから、
月3冊弱で焦ってもしょうがない…という事にしておこう。


それにしても、2004年のベストを挙げるかどうかは、微妙だなぁ…。

***

昨夜、いきなりの腹痛でPCどころじゃありませんでした。
もしかして、登校(?)拒否?


と言うわけで初業務でした。
まだ6時半起ったからいいけど、
来週からはまた5時半起き。
今週は土曜まで通常業務やし…。

ホント体が保ちゃしませんよ。

***

昨夜は珍しくマンザイなど見て腹を抱えてました。
コンビがバラバラにされて別のコンビと組む…
というのは厳しいもんですなぁ。

ココリコの田中、最高でした。
雨上がりの宮迫、やっぱり大好きです!

***

一昨日読了の本

・橋本治「ひらがな日本美術史6」新潮社

 シリーズも6冊目にして江戸時代も後半です。
 橋本治はよほど北斎に思い入れがあるようで、
 今回半分近くが北斎みたいな勢い。
 個人的には浮世絵はそんなに興味ないんですが、
 これを見てからは北斎の冨嶽三十六景が気になってます。
 あくまでも主役は富士山。
 それを引き立てるような脇役たちのデザイン。
 “尾州不二見原” なんて最高。
 こんなセンスが欲しいよなぁ…とつくづく。

 そして今回最も興味深かったのは、
 筆者の縄文土器考。
 縄文の火焔土器が、土偶が、なぜあんな形なのか、
 それが如何にリアリズムなのか…という考察。
 その時代に生きた者でなければ判らない必然とリアリズム。
 そしてそれは江戸の揚屋も同じ。
 こんな話も今まで知ってみようとすらしなかった。

 単にカッコ良いとか美しいとかそういう問題ではない、
 そこにどういう意味があるのか、どんな背景があるのか。

 今までのシリーズの中で、あ、これは気に入った!と思っていたものも、
 とんでもない勘違いの上に立っていた可能性もあるわけだ。
 美術というのは奥深く、そして恐ろしい。


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