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本日読了の本
・ブライアン・サイクス著/大野晶子訳「イヴの七人の娘たち」ソニー・マガジンス
ミトコンドリア・イヴの話は何年か前に話題になった。 それを元に小説なんかも書かれたんじゃなかったっけ。
遺伝学は昔から少なからず興味はあったけれど、 いかんせん極めて複雑で難しい学問であったから 素人知識で深入りできるもんじゃなくて、 距離を置いた結果、この本の存在にもあまり気付かずにいたようだ。
最近この本の続編「アダムの呪い」という本の書評を見つけて、 それで遅れ馳せながら興味が湧いたので借りてきた。 予約してある「アダムの呪い」はまだ回ってきていない。
本書の中で何度も記述されているけれど、 確かに、過去の過去を遡って自分のたったひとりの先祖にたどり着く、 隣の誰か、隣の大陸の誰か、そのまた海の向こうの誰かと 直接的に繋がって今在る自分という事実は 何々の一族という括りよりずっと魅惑的である。
ミトコンドリアという一種の寄生体のDNAが 母親からしか伝えられない上に 子供の母親が誰かというのはあまり間違えようが無いために 母親のみを辿って過去に遡ることができるという不思議な神秘。
今、オックスフォードの調査機関に自分の組織の一部を送ると、 その組織のDNAの母親を教えてくれるらしい。 もっとも、日本人の95%はかなり近しいグループを束ねる同じ母に まずはたどり着くようなので、とりあえず隣の人と同じ母の子孫である 可能性はかなり高そうだけれど。
ちなみに、ミトコンドリアDNAは母親からしか受け継がれないので、 男性の場合自分自身のミトコンドリアDNAはそこで途切れてしまう。 それってちょっと悲しいかもな…と思わなくもない。 いやもそれが悲しいのかどうなのかは、 「アダムの呪い」を読んで初めて判るのかもしれない。
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3時間ほどしか寝てないので眠いです。 最近まともに作文だの本読みだのしようと思ったら 半徹夜でないとできやしません。
今日は日付変わらないうちに寝ないと明日から保ちませんよ!
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選挙というやつは、投票しないと開票速報の面白みが半減するってことで、 近所の小学校に足を運び、DASH村村長選挙にも参加してみました。
両方とも本日開票。
どっちかって言うとDASH村の方が気になります(おぃ)
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