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2004年07月11日(日) 「イヴの七人の娘たち」

本日読了の本

・ブライアン・サイクス著/大野晶子訳「イヴの七人の娘たち」ソニー・マガジンス

 ミトコンドリア・イヴの話は何年か前に話題になった。
 それを元に小説なんかも書かれたんじゃなかったっけ。

 遺伝学は昔から少なからず興味はあったけれど、
 いかんせん極めて複雑で難しい学問であったから
 素人知識で深入りできるもんじゃなくて、
 距離を置いた結果、この本の存在にもあまり気付かずにいたようだ。

 最近この本の続編「アダムの呪い」という本の書評を見つけて、
 それで遅れ馳せながら興味が湧いたので借りてきた。
 予約してある「アダムの呪い」はまだ回ってきていない。


 本書の中で何度も記述されているけれど、
 確かに、過去の過去を遡って自分のたったひとりの先祖にたどり着く、
 隣の誰か、隣の大陸の誰か、そのまた海の向こうの誰かと
 直接的に繋がって今在る自分という事実は
 何々の一族という括りよりずっと魅惑的である。

 ミトコンドリアという一種の寄生体のDNAが
 母親からしか伝えられない上に
 子供の母親が誰かというのはあまり間違えようが無いために
 母親のみを辿って過去に遡ることができるという不思議な神秘。

 今、オックスフォードの調査機関に自分の組織の一部を送ると、
 その組織のDNAの母親を教えてくれるらしい。
 もっとも、日本人の95%はかなり近しいグループを束ねる同じ母に
 まずはたどり着くようなので、とりあえず隣の人と同じ母の子孫である
 可能性はかなり高そうだけれど。

 ちなみに、ミトコンドリアDNAは母親からしか受け継がれないので、
 男性の場合自分自身のミトコンドリアDNAはそこで途切れてしまう。
 それってちょっと悲しいかもな…と思わなくもない。
 いやもそれが悲しいのかどうなのかは、
 「アダムの呪い」を読んで初めて判るのかもしれない。


***

3時間ほどしか寝てないので眠いです。
最近まともに作文だの本読みだのしようと思ったら
半徹夜でないとできやしません。

今日は日付変わらないうちに寝ないと明日から保ちませんよ!


***

選挙というやつは、投票しないと開票速報の面白みが半減するってことで、
近所の小学校に足を運び、DASH村村長選挙にも参加してみました。

両方とも本日開票。

どっちかって言うとDASH村の方が気になります(おぃ)


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