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今日はこの冬一番の寒さになるそうで。 どちらさまもお気をつけてお過ごし下さい。
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マウスポインターが微妙に勝手にズレます。 ふにふにって上に上がるの。 ホント微妙〜にだけど。
掃除したら直るの? それともタブレットの方の問題?
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#1000、#2000、恐るるに足らず。 やっぱホントーに好きなんだなぁ…と我ながらつくづくと。
手取り足取り別室で個人教授の初体験でした(笑)
でも、褒められるのは嬉しいもんだね。 もっとガンバルぞ〜!!
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本日読了の本
・ポール・ギャリコ作、山田蘭訳「われらが英雄スクラッフィ」創元推理文庫
あぁぁ…、やっと読み終わりましたよ。 イベント前くらいからずーーっと読んでたんですけどね、 読み終われないんじゃないかと思ってましたよ。
というわけで、新年最初の読書は、サルものでした。 「くらのかみ」は図書館の期限があったから間に挟んだんで、 読み始めはこっちのが早かったのです。
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さて、ポール・ギャリコは実は1つしか読んだことがありません。 猫の冒険ファンタジー「ジェニイ」。 他にもカンガルーの「マチルダ」ってのもあるんだけどこっちは未読。 でもこの作家は、動物を描かせるとやっぱり上手いですな。
史実として本当にあった話だそうだが、 地中海の小さな国ジブラルタル(イギリス領)には昔から、 「サルがいなくなった時、英国軍もいなくなる」 という言い伝えがあるそうな。 今でもスペインが返還を求めている…というこのジブラルタルは、 昔から戦略的な要所であったらしい。 そしてかのチャーチルが 「サルを決して死に絶えさせてはならない」 という内容の通信を送った…というのも史実らしい。
というわけで、ジブラルタルの岩場には沢山のサルと 英国軍のサル担当者がいた、というのがお話。 でも誇り高き軍人がサルの世話なんかしたくないし、 そうでなくてものべつ悪戯の事しか考えてない 傍迷惑な乱暴サルの暴挙の始末なんか上層部はしたくないのが世の常。 でも放っておけばサルはどんどん減ってしまい、 「サルがいなくなった時、英国軍もいなくなる」!
手のかかる子供を愛している担当者と、 やっかいものの話は聞きたくない上司、 そして腹に一物持つ人物のと、 そんな人間達の思惑などまるで関係なく暴れまくるサルの、 コメディでハードボイルドな物語。
担当者くんのサル達へののめり込み方、 その担当者くんにまで振回される軍人達の大袈裟加減がやたら可笑しい。 そんなんあるかい!と突っ込みたくなるような展開なのに、 妙に説得力があるのは、上層部すら唸って納得せざるを得ない 上記の2つの史実。
なんでやねん!?なんでやねん!?と思わされながら とんとん拍子に進んで行くお話は、なんとも私好みでした。
これ、青池保子とか魔夜峰央が漫画化してくれたら 面白いだろうなぁ…。
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