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え゛? デビルマンの実写映画ぁ? あの飛鳥了も居てるのぉ? どんなやねん!?
それにしてもなんでも実写にする時代やなぁ。 イメージ総崩れんなるから、観たくないよな気がするけどね。
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えと、今初めて見ました。 マンハッタンラブストーリー!
なんなんだよ、これ! おーかーしーよー(バンバン) 最初の10分以内でハマっただよ〜(涙目)
TVドラマで喋らない主役なんて見たことないよ〜。 いや、喋ってんだけどね。
このノリはいったいなんなんだろうねぇ? 一瞬「アンティーク」ですかぃ!? とか思ったけど、ちょっと違うし…。 どっかバカくさくて、変としか表現のしようがなくて…。
多分、いやきっと、来週も見ます(笑)
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本日読了の本
・竹内 真「じーさん武勇伝」講談社
生まれた時から倦み疲れてしまった王子様に付き合ってるのは えらく疲れるもので、図書館で痛快なじーさんと目が合った時には ほくほくと借りてきてしまいました。
作者は「カレーライフ」の人です。
しかしこの作者、とことん挫折というものを書かない。 「カレーライフ」もいい加減をいをいなほど都合よく事が進んでいたが、 じーさんは更にそれに輪を掛ける。
今日びアクション映画の主人公だってもちっと挫折するぞと思うのだが、 じーさんはそんなことはお構い無しである。 キレると誰にでも喧嘩を売る。 海賊に喧嘩売って、鮫に喧嘩売って、海軍に喧嘩売る。 んでもって売った喧嘩は全て勝つ!
じーさんは強い! じーさんは殺しても死なない! じーさんの嘘みたいな破天荒さで、事態はどんどん大きくなる。
そして呆れるほど御都合主義なのに、何故かまるで腹が立たない。 とにかく痛快で面白い。
じーさんちみたいな健康的な家族に憧れる。 何が健康なんだか解らないけれど、 どう考えても変な家族だと思うけれど、 でもじーさんちの家族は健康だと思う。 じーさんみたくはなれないけど、 じーさんに憧れるのは悪くないと思う。
この作者、まだ他のも読んでみたい。
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・伏見憲明「変態(クィア)入門」ちくま文庫
自らもゲイライターである筆者が、 レズビアン、トランスジェンダー、バイセクシャル、インターセックス、 FTMTS、MTFTSなどの人達と対談したインタビュー集。
内容はキワモノではない。 自らの肉体的・精神的な“性”に違和感を持ち、 その違和感を解消すべく行動している人達の生の声である。
人というのは多様であって良いのだ、 自分というのは自分として生きて良いのだ、 自分とはどういうものか…というものは自分で決めて良いのだ、 みんなそういう風に言っているように思える。
どう考えても解らない感性がある。 どこか共感できる感性や感覚もある。 男女のセクシャル・ファンタジーの根本的な違い…というのも、 両方経験した人の声としてみると改めて納得したり驚いたりする。 セクシャル・オリエンテーション(性的指向)という言葉も初めて知った。
今までにもそういう意味での指向が違う人との関りが皆無だった訳ではない。 けれど、こんな風に多くの指向を見ていくと、 指向というものはグラデーションしていて、 決してパターン化できるものではなく、 自らもそのグラデーションの中に入っているのだということに気付かされる。
筆者も書いているが、これはそのグラデーションの中に一部に過ぎず、 全てを鵜呑みにはできないし、ここでの話が全てに共通するものでもない。 所詮は他者の感性、他者の感覚である。 それを真に知ることは決してできない。 解った気になる…というのが一番危ない。 けれど、多様さの一部を具体的に眺め、多様であることを認める縁にはなろう。
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