|
昨日読了の本
・橋本治「窯変 源氏物語1 桐壺、帚木、空蝉、夕顔」中央公論社 またまたいきなり何を…と言われそうだが、一応橋本治繋がり。 昔古文の時間にほんの出だしだけやりました。 お影様で今でも最初の一文だけは暗唱できるんですけど、それだけ。 今更原文なんか読んでも1ページ目で寝ちゃうこと必至だったから、 橋本治さんのにしてみた。 源氏物語の現代語訳は沢山出てるけど、敢えて「窯変」にしたのは、 やっぱり「ひらがな日本美術史」がすごく面白かったから。 着目点とかね、感性に合うんじゃないかと思ったからなのでした。
+++
しかし… この物語はいったいどういうものとして読めば良いんだろう。 週刊誌に載ってる王室スキャンダル・告白私小説みたいなもんだと思えば良いのか? 少なくともこの時点ではまだ、どうも恋愛物語には見えない。
光源氏は生まれたときから倦んでいる。 最初から何もかもが手中にあって、特別なる存在で、 でもその実なにひとつ我が物ではない…という存在。 彼はそんな中で足掻いて足掻いて自分だけの何かを掴もうとしているのだろうか?
恋愛小説に見えないひとつの原因は、読んだ時期かも。 こういう物語は思春期の物思う多感な時期に読むべきものだったのかもしれない。 そんな頃に読めば、それは心ときめく恋愛小説になったかもしれないのだけれど、 今読むと、最初から全てに倦んだ“特別な”“足を着ける地面の無い”存在の 悲しい物語にしか見えない。
それとも悲劇の物語という読みで正しいのか?
これ、先が長いんだよね。 果たして読み切る気になるのか、非常に謎。
***
堺屋様、温泉様> 一般調味料とそうでないものの境界線、 昨今だと、コンビニで売ってるかどうかみたいなんかなぁ。 塩とコショウと唐辛子とマヨネーズくらい?
ウチもいい加減カレー系の調味料は嵐ですよん。 ターメリック、カルダモン、ガラムマサラ、コリアンダー、クミン、 キャラウェー、フェンネル、チリパウダー、カイエンヌペッパー、 オールスパイス、ナツメグ、クローブ、ベイリーフ 後ろ4つはトマト系煮込み、シチューでも使用。 豆板醤はあるけど、甜麺醤とかXO醤は無いなぁ。 その代わりオイスターソースが常駐かな。 『白湯』とか『味王』も無いっすね。 スープは割とトリガラスープ(顆粒)で胡麻化しちゃう傾向あり。 んで、EXヴァージンオイルと胡麻油がやたら減る台所です。 トマト煮込みの野菜炒めるのまでEXヴァージン使うのってどうかとも思うけど…。
カレーもハンバーグもレトルトって絶対買わない(食べられない)くせに、 ラーメンはいつも袋入りインスタントなのは自分でも不思議。 こだわるところが違うってことなんだろうけどねぇ。
周囲には酵母とか普通に作ってる人まで居てるんで、 どういうのが「一般」なんだか既にわからなくなってる希なのでした。
+++
一般的過ぎて忘れてた。 砂糖、醤油、ソースがあったよ(笑)
なぜか砂糖はあまり減らない。 あ、でも胡麻と大蒜がやたらなくなるけど、これは調味料じゃないね。
|