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2003年10月13日(月) 「ひらがな日本美術史 4」

なんというか

今更にしてまだ諦めていないというか、未だに期待している…というのが
やはりいつまでも理解できずにいる。

もうダメなのだと、多分半ば知っているのに、
今回もイマイチだと毎回言っているのに、
それでもきっとまたいつか以前のように…と言い続けている。

なにがあってもこれからもずっと… とか言うけれど、
でも毎度イマイチだイマイチだと言うのなら、さっさと見切りをつけろよって思う。
それをズルズルと惰性で続けるから、結局勘違いさせることになるんじゃないのかな。

勘違いさせてそれで良いと思わせているから、ちっとも良い方に行かないんだと思うのだけど。
それって違うのかなぁ…。


私って冷たいのかもしれないけど、
毎度毎度イマイチなぁ…というのを見てると、
いい加減見切れよ!って、ホント言いたくなる。


多分ね、ここは見てないと思うので書きつつ、
そういう私も、そんなのもう見なきゃ良いのかもしれないね。
見てるのは知らんだろうから、同じ伝で勘違いはさせてないと思うけれど。

***

昨日読了の本

・橋本治「ひらがな日本美術史 4」新潮社

 「風神雷神図屏風」って、二種類あるんだって、知りませんでした。
 私は俵屋宗達の方が好きだなぁ。
 象とか獅子とかの存在感も好き。
 こんな風に表現できたらどんなにか自由だろうって思います。

 本阿弥光悦の「舟橋蒔絵硯箱」には感嘆です。
 こういう遊び心ってすごく好き。
 欲しいなんて言っても意味無いけど、でも欲しい。
 自分もこういう遊び心で何か創ってみたいものだと思う。

 桂離宮も行きたくなりました。
 一ヶ月前に予約しなきゃならなくても、いつかきっと見に行こう!
 だってそんなにも調和のとれた“へんさ”なら見たいもん。
 絶対的なセンスの良さって、やっぱり見るべきだと思うもん。
 作為を作為と思わせないセンスってのは、憧れだよねぇ。

 それから、大津絵の可愛いのが一枚と、懐月堂安度が一枚欲しい。


 絵や彫刻を見て、好きだな、欲しいなって思えるのってやっぱり嬉しい。
 判りやすさというのが良いかどうかは一概には言えないけれど、
 でもよく判らなかったものの見方の一面が見えて、
 それが好きだという感情が生まれるのは新たな発見でもあって。



 あまりに素晴らしいものを見過ぎてしまうと、
 自分自身から湧き出すものをどう表現して良いのか解らなくなる…
 という欠点はあるのだけれど、
 それでもいろんなものに興味が出てくるのは、
 おそらく肥やしになるものだと思うから、それはそれで良いのかな。

  +++

 これを連載してる芸術新潮をチェックしようと思ったら、
 今月号がちょうど連載10周年100回記念特集号だったので、
 思わず買ってしまった。


 こうしてまた何かを探して行く。

***

本日の映画館案内欄

 ○○座 陰陽師II 本日 日本語字幕付き


字幕付き?
日本語、の?

聴覚障害者のため… なのかな?
こういうのは初めて見た。


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