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2003年09月25日(木) 映画『東京爆弾』

眠いです。
昨夜も早くに沈没しました。
えっと…トリビアは見たんですよ。
巨大化した某バイク乗りに爆笑しつつ…。
でも、終った後を覚えていません。

なんか定期的にツェツェ蠅にでも刺されてるんでしょうか。

***

やたら日記が長くなるんで書かなかったんですが、
一昨日は映画三昧でした。

 +++

映画『東京爆弾』監督:鈴木浩介(VTR)

 何故か唐突に意味不明なビデオ。
 竹中直人が出て来る…というだけで観るヤツ。

 東京爆弾を巡る3つのオムニバス。
 原作には「人間交差点」の矢島正雄氏の名があった。


 東京爆弾。
 それは妙な形をしたカプセルで、それを飲むと三倍の運と
 三倍の能力と、そして永遠の生命を手に入れられる。

 ただし条件が2つ。
  一歩たりとも東京を出てはならない。
  決して感極まってはならない(喜怒哀楽全部)。
 この条件が守られなかった場合、東京爆弾は即刻爆発する。

 誰か切羽詰まっている人間が居ると、
 竹中直人扮する怪しい男の手にこの東京爆弾は現われる。
 誰を前にして現われるのかは、男にも解らない。
 それは、東京爆弾の意志なのだ。


 人は、三倍の運と三倍の能力と永遠の生命を手に入れたらどうするか。
 病は治り、強運が続き、必ず能力は認められ、死なない身体になる。
 けれど、その望みが叶ってしまった後、彼らはどうなるのか。
 彼らの本当の望みとは何だったのか。

 目の前にそれを差し出されたら、あなたは東京爆弾を飲みますか?

 +++

映画『ピンポン』監督:曽利文彦(TV)

 すみません、これも竹中直人絡みで観ました。
 往年の(?)窪塚を配して、かなり話題になった映画だったから、
 興味はあったんですけれどね。

 同じ高校生のマイナースポーツ物の上に、キャストの一部が
 被っているのもあって、ウォーター・ボーイズと雰囲気が似ている。
 でもこっちは卓球というスポーツ界切っての高速ゲーム。
 昔からスポーツ物で特撮って言ったら、有り得もしない稲妻落としだの
 消える魔球とかだけど、これは正真正銘卓球そのもの…らしい。
 (一応卓球経験者のご意見でも同感とのこと。いや、当然誇張もあるけど)
 だからそのスピード感たるや…
 という感じなんだけど、何故かウォーター・ボーイズみたいに
 一気に盛り上げてドカーン!という風にはなってない。
 途中で止めるんだよね。
 試合中でも、ふっと動きが止まる。
 それは演出なんだろうけれど、何か消化不良みたいな妙な感覚が残った。

 この話、原作も読んだことが無いのだけれど、
 元々ペコが主人公なんだろうか?
 どうも映画の方だけ観ていると、スマイルが主人公の様な気がしてならない。
 まぁ、あんなにテンションの低い黙々としたヤツが主人公で、
 あんなに破天荒なハイテンションのペコはサブキャラ…
 なんてのは無いと思うんだけどさ。

 多分、スマイルの方が格好良かったんだろうなぁ…。
 個人的な意見だけどね。
 なんか人生を達観してる様なスマイルが、
 それでも淡々と卓球に打ち込んでいくというギャップも良かったのかも。

 夏木マリ扮する卓球屋のオババが圧巻でした。
 竹中も霞む?というほどに。
 主役食うほどに怪演するおっさんやおばはんは大好きです。

 そして
  「頂点を極めなければ見えない風景ってのがある」
 というのは陳腐なせりふだったけれど、
  「凡人の見る風景ってのがある」
 というのにグラッときてしまった、そんな映画でした。

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という訳で、すっかり竹中直人を堪能してしまったよ。

***

喉が痛い…。
こなに頑張ったのに…
あの御仁は来てくださらなかった…。

チェッ!


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