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久々に、彼らと再会した。 燃え上がる赤と、霞む濃紺を背に舞い踊る彼らを、 ずっとずっと長い間見つめていた。 何もかもを忘れて、ただただ見とれた。 お帰り…と呟いた。
気が付くと、真っ赤に燃える舞台の中で、彼らと一緒に舞っていた。
あの時間と時間の端境に、一瞬だけ出合える彼ら。 彼らと共にどこへ行くのだろう…。
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9月に入って、ふと何かの折りに呟いている。
♪船を出すのなら9月〜
その後を続けそうになって、あまりにヤバいから止める。 でも、9月になると毎年口をついて出てしまう。
♪船を出すのなら9月〜
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映画『ウォーター・ボーイズ』VTR
う〜ん、やっぱ懐かしいねぇ。 思わずドラマ版といろいろ見比べてしまったよ。 以下ネタバレテンコ盛り。 まだ見てない人、ネタバレたら嫌な人はここで戻ってね!
思いっきり改行!
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改めて映画版を観てみると、ドラマ版のキャラの設定、エピソード、 カメラショットなんかがそっくり…というのをつくづくと。
まずキャラ設定から。
情けな系で本番直前の挨拶までそっくしのリーダー鈴木くんは、 ドラマ版ではもちろん進藤ちゃん。こいつが赤(え?)
何故か主役より熱い、アフロ燃えた元バスケ部は、 ドラマ版ではタテノリくん。こいつは青(は?)
ガリ勉野郎で計算担当が、ドラマ版では生徒会長田中くん。 ガリ勉くんのカナヅチって設定はドラマ版では高原さんに譲る。 こいつが緑(ぶは)
なよなよオカマ野郎の位置は、ドラマ版では最後まで漢の高原さん。 こいつは桃or白(笑)
あまり性格全面に出てないんだけど、筋肉マンになりたくて DDRの鬼が、ドラマ版ではプチデブ石塚くん。 もちろんこいつは黄(爆)
いやぁ、みごとに役割分担引き写し〜。 でもドラマ版は構想時間がしっかり取れてたのか、性格設定は ドラマ版のがひとりひとりはっきりしてたような。
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次にエピソード。
リーダーの挨拶がそっくしだったのは、言うに及ばず。
まず、合宿行こうという朝、青レンジャー(誰?)が来ない! というのが、まんま同じ。もしかしてバス停も同じ?とか。
映画版の海で溺れてる? ってのはドラマ版ライフセーバーの救助 がそのまま引き写し。テレビで全国放送ってのもまんまね。
本番直前、最大の危機! というのも、火事ネタでこれまた同じ。
当然、本番直前で5人から山盛りに人数が増え…というのも同じね。 ただし、映画版ではバカにしてたバスケ部は戻って来てなかった。 でもラスト、頑張る青レンジャーを認めて頷く3人のバスケ部員役は、 ドラマ版では高原さんの3人の不良友達が引き継ぎました。
まだ他にもいろいろあるけど、まぁ、例えばこんな処。
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ラストの演技のシーンは、流石映画版の方が断然迫力があったね。 ただ、ドラマ版の方が練習方法が確立してたのか綺麗に揃った シーンが多かったかも。でも、プールサイドでのエキジビションは やっぱり映画版の方が凝ってた。カメラワークもドラマ版は 真上から撮り過ぎでちょっとワザとらしかったし。
映画版情けな系リーダー鈴木くんが最後までウジウジしてたのは、 あれは彼が進藤ちゃんと違って本当にやりたかったからやってた のとは違うからなんだろうなぁ…と。
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最後に、ドラマ版が映画版の2年後という設定だという事について。 ネットでもいろいろと姦しかったようだけど、矛盾は確かに多かったね。
ドラマ版で3年生だった進藤ちゃんは映画版の年には1年生。 水泳部は次の年にいきなり山程入ったのか?
ドラマ版でインターハイ出てた飛魚3兄弟は、いつ水泳部に入ったの?
水泳部はシンクロ人気で増えたんじゃなかったの?
映画版で全面に出ていた唯野高と葛城女子の文化祭実行委員会、 何故かドラマ版ではどっちも生徒会が全てを仕切ってて謎だった。 実行委員会、どこ行った〜!
そして最大の謎。ドラマ版で一番の問題児(?)、あの教頭先生は、 いったいいつ赴任して来たのか…。
でもまぁ、基本的にホント何でも有りのドラマだったから、 そんな矛盾は全部瑣末だったのかも。 なんたって、究極のご都合主義、何があっても絶対ハッピーエンド なんだから。
やっぱウォーター・ボーイズは最高だよ〜!
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