ひとりアライグマ同盟バナ 朶話事 たわごと

目次最新来し方行く道


2003年09月13日(土) VTR『ウォーター・ボーイズ』

久々に、彼らと再会した。
燃え上がる赤と、霞む濃紺を背に舞い踊る彼らを、
ずっとずっと長い間見つめていた。
何もかもを忘れて、ただただ見とれた。
お帰り…と呟いた。

気が付くと、真っ赤に燃える舞台の中で、彼らと一緒に舞っていた。

あの時間と時間の端境に、一瞬だけ出合える彼ら。
彼らと共にどこへ行くのだろう…。

***

9月に入って、ふと何かの折りに呟いている。

 ♪船を出すのなら9月〜

その後を続けそうになって、あまりにヤバいから止める。
でも、9月になると毎年口をついて出てしまう。

 ♪船を出すのなら9月〜

***

映画『ウォーター・ボーイズ』VTR

 う〜ん、やっぱ懐かしいねぇ。
 思わずドラマ版といろいろ見比べてしまったよ。
 以下ネタバレテンコ盛り。
 まだ見てない人、ネタバレたら嫌な人はここで戻ってね!

       思いっきり改行!

          ↓




















 改めて映画版を観てみると、ドラマ版のキャラの設定、エピソード、
 カメラショットなんかがそっくり…というのをつくづくと。

 まずキャラ設定から。

  情けな系で本番直前の挨拶までそっくしのリーダー鈴木くんは、
  ドラマ版ではもちろん進藤ちゃん。こいつが赤(え?)

  何故か主役より熱い、アフロ燃えた元バスケ部は、
  ドラマ版ではタテノリくん。こいつは青(は?)

  ガリ勉野郎で計算担当が、ドラマ版では生徒会長田中くん。
  ガリ勉くんのカナヅチって設定はドラマ版では高原さんに譲る。
  こいつが緑(ぶは)

  なよなよオカマ野郎の位置は、ドラマ版では最後まで漢の高原さん。
  こいつは桃or白(笑)

  あまり性格全面に出てないんだけど、筋肉マンになりたくて
  DDRの鬼が、ドラマ版ではプチデブ石塚くん。
  もちろんこいつは黄(爆)

 いやぁ、みごとに役割分担引き写し〜。
 でもドラマ版は構想時間がしっかり取れてたのか、性格設定は
 ドラマ版のがひとりひとりはっきりしてたような。

  +++

 次にエピソード。

 リーダーの挨拶がそっくしだったのは、言うに及ばず。

 まず、合宿行こうという朝、青レンジャー(誰?)が来ない!
 というのが、まんま同じ。もしかしてバス停も同じ?とか。

 映画版の海で溺れてる? ってのはドラマ版ライフセーバーの救助
 がそのまま引き写し。テレビで全国放送ってのもまんまね。

 本番直前、最大の危機! というのも、火事ネタでこれまた同じ。

 当然、本番直前で5人から山盛りに人数が増え…というのも同じね。
 ただし、映画版ではバカにしてたバスケ部は戻って来てなかった。
 でもラスト、頑張る青レンジャーを認めて頷く3人のバスケ部員役は、
 ドラマ版では高原さんの3人の不良友達が引き継ぎました。

 まだ他にもいろいろあるけど、まぁ、例えばこんな処。

  +++

 ラストの演技のシーンは、流石映画版の方が断然迫力があったね。
 ただ、ドラマ版の方が練習方法が確立してたのか綺麗に揃った
 シーンが多かったかも。でも、プールサイドでのエキジビションは
 やっぱり映画版の方が凝ってた。カメラワークもドラマ版は
 真上から撮り過ぎでちょっとワザとらしかったし。

 映画版情けな系リーダー鈴木くんが最後までウジウジしてたのは、
 あれは彼が進藤ちゃんと違って本当にやりたかったからやってた
 のとは違うからなんだろうなぁ…と。

  +++

 最後に、ドラマ版が映画版の2年後という設定だという事について。
 ネットでもいろいろと姦しかったようだけど、矛盾は確かに多かったね。

 ドラマ版で3年生だった進藤ちゃんは映画版の年には1年生。
 水泳部は次の年にいきなり山程入ったのか?

 ドラマ版でインターハイ出てた飛魚3兄弟は、いつ水泳部に入ったの?

 水泳部はシンクロ人気で増えたんじゃなかったの?

 映画版で全面に出ていた唯野高と葛城女子の文化祭実行委員会、
 何故かドラマ版ではどっちも生徒会が全てを仕切ってて謎だった。
 実行委員会、どこ行った〜!

 そして最大の謎。ドラマ版で一番の問題児(?)、あの教頭先生は、
 いったいいつ赴任して来たのか…。

 でもまぁ、基本的にホント何でも有りのドラマだったから、
 そんな矛盾は全部瑣末だったのかも。
 なんたって、究極のご都合主義、何があっても絶対ハッピーエンド
 なんだから。

 やっぱウォーター・ボーイズは最高だよ〜!


目次最新来し方行く道
 mailhome@sub_racoonbooks/moviephoto