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2002年12月20日(金) スリー・アゲーツ

昨日読了の本

・五條瑛「スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙」集英社文庫

 「プラチナ・ビーズ」の続編。


 瑪瑙(めのう)という石の、本当の価値を初めて知った。


 北のエージェント物は、タイムリーなのかもしれないが、
 実名がバシバシ出てくるフィクションは、
 彼の国が余りに不透明な国であるために、
 どこまでが本当で何処からがフィクションなのか判断に苦しむ。

 こちらの勝手な判断でフィクションを事実だと思ってしまったら、
 結局そこには偏見が生まれてしまうのだから始末が悪い。

 完全に御伽話として読むには近過ぎる… そう思いながら読んだ。

 
 +++

 瑪瑙は半貴石といわれ、そんなに高価な物ではない。
 しかし、だからこそ、そこに込められた想いには意味がある。

 そして葉山は、少しは強くなれたのだろうか?

 +++

 ちなみに、この本、時節柄で読んだわけではありません。
 五條瑛って結構好きなんです。
 んで、丁度文庫落ちしてたんで読んだんですよね。
 続編はまたあるのかなぁ…。
 楽しみです。


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