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昨日読了の本
・五條瑛「スリー・アゲーツ 三つの瑪瑙」集英社文庫
「プラチナ・ビーズ」の続編。
瑪瑙(めのう)という石の、本当の価値を初めて知った。
北のエージェント物は、タイムリーなのかもしれないが、 実名がバシバシ出てくるフィクションは、 彼の国が余りに不透明な国であるために、 どこまでが本当で何処からがフィクションなのか判断に苦しむ。
こちらの勝手な判断でフィクションを事実だと思ってしまったら、 結局そこには偏見が生まれてしまうのだから始末が悪い。
完全に御伽話として読むには近過ぎる… そう思いながら読んだ。
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瑪瑙は半貴石といわれ、そんなに高価な物ではない。 しかし、だからこそ、そこに込められた想いには意味がある。
そして葉山は、少しは強くなれたのだろうか?
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ちなみに、この本、時節柄で読んだわけではありません。 五條瑛って結構好きなんです。 んで、丁度文庫落ちしてたんで読んだんですよね。 続編はまたあるのかなぁ…。 楽しみです。
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