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2002年10月12日(土) 木曜組曲

昨日読了の本(再読)

・恩田陸「木曜組曲」徳間書店

 一年も前から某様にお借りしていた七冊の恩田陸の一冊。
 映画化され近々公開という事で、お返しする前に再読である。
 何と言うかえらい勢いで読んでしまって、自分でもびっくりだった。

 さて、この作品、今まで読んだ恩田作品の中でも、
 一二を争うお気に入りになったかもしれない。

 一人の女流大御所小説家と、それに連なる五人の女達の物語。
 最近TVで紹介されていた映画の紹介では、
 初っ端で死体がドーンと出てきて、その後はほとんどお部屋の中で
 ひたすら食事のシーンが続くのだとか。
 登場人物も女性ばかりで、男性はまるで出てこないらしい。
 って、まぁ、原作がそうなんだからそりゃそうか。

 最近周囲に物書きさんが多くて、たとえ世に大々的に出ていなくても
 物書きさんの本音なるものを聞きかじったりしていて、
 そんな中でこの物語を読んでいると、また一年前とは違った目で読める。
 物書きの性…とでも言うのか、それが凄く現れていると思えるのだ。

 改めて読んでみて、俄然映画も観たくなってしまった。
 妄想に生きる女の妄想の極み…、それがどんな映像になるのか。
 TVのコメンテーターが、

 「食べてる料理が凄く美味しそうなの。人が死んでるのにねぇ…」

 と評していたのが、妙に可笑しかったしね。
 楽しみである。

  ++

 最後に、ネタバレしない程度の具体的感想を。

 今回読んでいて、主役(なのか?)の女流大御所小説家が、
 どうも実在する某大御所小説家とダブって仕方が無かった。

  ++

 そしてもうひとつ、単行本p.164辺りに出てきた法則が、わははである。
 内容要約すると、

 「得意料理に“トマトと茄子のスパゲッティ”を挙げる男は危険」
    注:これは、結婚には向かない相手という意味である。

 てな法則。なる程なぁ…と頷く事しきりでした。

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長きに渡り貸してくださったT様、本当にありがとうございました!

***

てなタイムリーなタイミングで、図書館から、予約していた4冊が戻って来た
との連絡があったので、今日はウホウホと取りに行ってきますvv

***

と、図書館へ行ったら、2週間で10冊借りられるように変わってました。
今までは5冊までだったのだ。
けど、10冊も借りて、果たして読み切れるんだろうか?
他から予約入ってると延長できないしね。

***

もう少し遠いと思っていた場所が、思ったより近かった。
机上での感覚と現実の感覚は違う。
面白い発見だった。

***

「.hack」アニメシリーズ第2巻を観る。
美術と音楽がかなり頑張っている。
今回、ツボキャラが出てきて、俄然次が楽しみ。

***

蜂様>どうぞ、お疲れのでませぬよう。
N様>鼬兄の皺の話、笑い転げました〜♪
羊様>添削、もちっと待ってね〜。
めいめい>寝るな〜! 寝たら死ぬぞ〜!! マジ、気をつけてくだされ。


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