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昨日読了の本(再読)
・恩田陸「木曜組曲」徳間書店
一年も前から某様にお借りしていた七冊の恩田陸の一冊。 映画化され近々公開という事で、お返しする前に再読である。 何と言うかえらい勢いで読んでしまって、自分でもびっくりだった。
さて、この作品、今まで読んだ恩田作品の中でも、 一二を争うお気に入りになったかもしれない。
一人の女流大御所小説家と、それに連なる五人の女達の物語。 最近TVで紹介されていた映画の紹介では、 初っ端で死体がドーンと出てきて、その後はほとんどお部屋の中で ひたすら食事のシーンが続くのだとか。 登場人物も女性ばかりで、男性はまるで出てこないらしい。 って、まぁ、原作がそうなんだからそりゃそうか。
最近周囲に物書きさんが多くて、たとえ世に大々的に出ていなくても 物書きさんの本音なるものを聞きかじったりしていて、 そんな中でこの物語を読んでいると、また一年前とは違った目で読める。 物書きの性…とでも言うのか、それが凄く現れていると思えるのだ。
改めて読んでみて、俄然映画も観たくなってしまった。 妄想に生きる女の妄想の極み…、それがどんな映像になるのか。 TVのコメンテーターが、
「食べてる料理が凄く美味しそうなの。人が死んでるのにねぇ…」
と評していたのが、妙に可笑しかったしね。 楽しみである。
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最後に、ネタバレしない程度の具体的感想を。
今回読んでいて、主役(なのか?)の女流大御所小説家が、 どうも実在する某大御所小説家とダブって仕方が無かった。
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そしてもうひとつ、単行本p.164辺りに出てきた法則が、わははである。 内容要約すると、
「得意料理に“トマトと茄子のスパゲッティ”を挙げる男は危険」 注:これは、結婚には向かない相手という意味である。
てな法則。なる程なぁ…と頷く事しきりでした。
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長きに渡り貸してくださったT様、本当にありがとうございました!
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てなタイムリーなタイミングで、図書館から、予約していた4冊が戻って来た との連絡があったので、今日はウホウホと取りに行ってきますvv
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と、図書館へ行ったら、2週間で10冊借りられるように変わってました。 今までは5冊までだったのだ。 けど、10冊も借りて、果たして読み切れるんだろうか? 他から予約入ってると延長できないしね。
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もう少し遠いと思っていた場所が、思ったより近かった。 机上での感覚と現実の感覚は違う。 面白い発見だった。
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「.hack」アニメシリーズ第2巻を観る。 美術と音楽がかなり頑張っている。 今回、ツボキャラが出てきて、俄然次が楽しみ。
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蜂様>どうぞ、お疲れのでませぬよう。 N様>鼬兄の皺の話、笑い転げました〜♪ 羊様>添削、もちっと待ってね〜。 めいめい>寝るな〜! 寝たら死ぬぞ〜!! マジ、気をつけてくだされ。
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