ひとりアライグマ同盟バナ 朶話事 たわごと

目次最新来し方行く道


2002年07月14日(日) 実はいろいろと書いている一日

一昨日読了の本

・北村薫「冬のオペラ」中公文庫

 職業「名探偵」の巫(かんなぎ)弓彦とその記録者姫宮あゆみの3つの事件。
 北村薫の絶妙な語り口で、巫弓彦の超絶的な推理が何てことなく書かれてしまうのが凄い。
 お影で、この巫という探偵が何をやっているのか、暫くは読み取れなかった。
 “事実が見えてしまう”という巫、これは“本質直観”に他ならないではないか。
 何の事はない、別に難しい哲学も革命もしていないけれど、巫はカケルなのだ。
 裏にあるものを全部省略して、優しい語り口にするとこんな感じになるのね…と、
 ちょっと感心した。ワトソン役のあゆみはナディアである。

 それにしても、やはり北村薫という作家は上手いと思う。
 普通こんな尋常でない洞察力の持ち主たる人間など居はしない。
 しかし、最初から「名探偵」として存在している…という巫が、
 「名探偵」では食えないから、涙ぐましく地道に稼いでいる…
 というのが、逆に妙にリアルである。

 次は、覆面作家シリーズかなぁ…。
 残念な事に、円紫さんシリーズは揃ってないのだ。

***

うわぁ〜! 高野緑にぐらぐらきましたぜ!
つか、やっぱ、あーゆータイプにはとことん弱いっす。
すっごい噛み砕いて語ってくれてるのに、半分くらいしか理解できない。
ほんっとーに、自分は頭悪いって、こゆ時に改めて思い知らされる。
で、そういう風に思い知らされると、グラっと来るんだよね。
相変わらず、アホですな、私ゃ。

でも、今一番解らなきゃいけない本質なのよ、これ。
も一回読みます。何度でも読みます。
解りてーよな… くっ… 悔っ

つ事で、謎の私信で失礼致しました m(__)m

***

わぁ、蜂様、パノラマ木乃伊、良いな〜!
私も、おまけ欲しい〜・・・
て、執筆者が我が儘言うな!<ぢぶん

私もおまけ作りたい〜… とか思いつつ、
なんやかやゲシゲシ書きながら作れるはずもなく…。

実は木乃伊4作目を画策したら、完全に方向性に失敗してしまいまして…。
もう既に本筋を外れまくっててオチません。
も一回練り直しですな。

それより先に、今書いてる分が、明日の早くにでも上がるでありましょう。
ひたすら文章付いてる自分…
絵が、描けねぇ〜!


目次最新来し方行く道
 mailhome@sub_racoonbooks/moviephoto