|
一昨日読了の本
・北村薫「冬のオペラ」中公文庫
職業「名探偵」の巫(かんなぎ)弓彦とその記録者姫宮あゆみの3つの事件。 北村薫の絶妙な語り口で、巫弓彦の超絶的な推理が何てことなく書かれてしまうのが凄い。 お影で、この巫という探偵が何をやっているのか、暫くは読み取れなかった。 “事実が見えてしまう”という巫、これは“本質直観”に他ならないではないか。 何の事はない、別に難しい哲学も革命もしていないけれど、巫はカケルなのだ。 裏にあるものを全部省略して、優しい語り口にするとこんな感じになるのね…と、 ちょっと感心した。ワトソン役のあゆみはナディアである。
それにしても、やはり北村薫という作家は上手いと思う。 普通こんな尋常でない洞察力の持ち主たる人間など居はしない。 しかし、最初から「名探偵」として存在している…という巫が、 「名探偵」では食えないから、涙ぐましく地道に稼いでいる… というのが、逆に妙にリアルである。
次は、覆面作家シリーズかなぁ…。 残念な事に、円紫さんシリーズは揃ってないのだ。
***
うわぁ〜! 高野緑にぐらぐらきましたぜ! つか、やっぱ、あーゆータイプにはとことん弱いっす。 すっごい噛み砕いて語ってくれてるのに、半分くらいしか理解できない。 ほんっとーに、自分は頭悪いって、こゆ時に改めて思い知らされる。 で、そういう風に思い知らされると、グラっと来るんだよね。 相変わらず、アホですな、私ゃ。
でも、今一番解らなきゃいけない本質なのよ、これ。 も一回読みます。何度でも読みます。 解りてーよな… くっ… 悔っ。
つ事で、謎の私信で失礼致しました m(__)m
***
わぁ、蜂様、パノラマ木乃伊、良いな〜! 私も、おまけ欲しい〜・・・ て、執筆者が我が儘言うな!<ぢぶん
私もおまけ作りたい〜… とか思いつつ、 なんやかやゲシゲシ書きながら作れるはずもなく…。
実は木乃伊4作目を画策したら、完全に方向性に失敗してしまいまして…。 もう既に本筋を外れまくっててオチません。 も一回練り直しですな。
それより先に、今書いてる分が、明日の早くにでも上がるでありましょう。 ひたすら文章付いてる自分… 絵が、描けねぇ〜!
|