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こそっと、投げ文屋のアイコン追加しました。 見ればバレバレ、当然、木乃伊荘にあやかったのでした(笑)
【名刺と投げ文屋】
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ジョージ・アレック・エフィンジャーが亡くなっていたらしい…。 4月26日のとの事。享年55歳。
全然知りませんでした。昨日パラパラ見ていた、今月号のSFマガジンの、 ラファティ追悼の特集の隅に、ちらっと小さな囲み記事で、 「追悼、エフィンジャー」と出ていたので、初めて知ったのです。
とは書いてみたものの、実は今、どのページに出ていたのか調べ直そうと思って、 今月号のSFマガジンを数度見直したのですが、見つからないのですよ、そんな記事…。 他にこういう情報が載っていそうなものを見た記憶が無いので、 どう考えてもSFマガジンしか有り得ないんですけどねぇ…。
で、エフィンジャーとは誰かと言いますと、『重力が衰えるとき』『太陽の炎』『電脳砂漠』 という、イスラムサイバーハードボイルドと言った感じのSF三部作を書いた人です。 いつもドラッグに頼り、脳に直接ぶち込む人格カセットで別人になり、 ヤバい社会でヤバい仕事をこなして行く…というこのシリーズ、 私が勝手に「ドラッグ小説」(ドラッグが出てくるというから、ではなく、その世界に 感覚的にどっぷり浸って陶酔できる、という意味)と呼んでいる部類の作品でした。
エフィンジャーは、このシリーズで、好きな海外作家の三位までに入るほどお気に入りになりました。 でも、残念な事にオリジナル長編はこの三作しか訳されていない様です。 早い時期から持病を患って、長く入院生活を余儀なくされた中で書き続けていた… と言われているエフィンジャー、安らかに…と、祈るだけである。
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