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2002年07月01日(月) 追悼、エフィンジャー

こそっと、投げ文屋のアイコン追加しました。
見ればバレバレ、当然、木乃伊荘にあやかったのでした(笑)

【名刺と投げ文屋】

***

ジョージ・アレック・エフィンジャーが亡くなっていたらしい…。
4月26日のとの事。享年55歳。

全然知りませんでした。昨日パラパラ見ていた、今月号のSFマガジンの、
ラファティ追悼の特集の隅に、ちらっと小さな囲み記事で、
「追悼、エフィンジャー」と出ていたので、初めて知ったのです。

とは書いてみたものの、実は今、どのページに出ていたのか調べ直そうと思って、
今月号のSFマガジンを数度見直したのですが、見つからないのですよ、そんな記事…。
他にこういう情報が載っていそうなものを見た記憶が無いので、
どう考えてもSFマガジンしか有り得ないんですけどねぇ…。

で、エフィンジャーとは誰かと言いますと、『重力が衰えるとき』『太陽の炎』『電脳砂漠』
という、イスラムサイバーハードボイルドと言った感じのSF三部作を書いた人です。
いつもドラッグに頼り、脳に直接ぶち込む人格カセットで別人になり、
ヤバい社会でヤバい仕事をこなして行く…というこのシリーズ、
私が勝手に「ドラッグ小説」(ドラッグが出てくるというから、ではなく、その世界に
感覚的にどっぷり浸って陶酔できる、という意味)と呼んでいる部類の作品でした。

エフィンジャーは、このシリーズで、好きな海外作家の三位までに入るほどお気に入りになりました。
でも、残念な事にオリジナル長編はこの三作しか訳されていない様です。
早い時期から持病を患って、長く入院生活を余儀なくされた中で書き続けていた…
と言われているエフィンジャー、安らかに…と、祈るだけである。


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