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2002年06月13日(木) 本質直観

いつもの様に巡回してて、ふと、横を見ると、
カーテンにドでかい緑のヤツが居てるでわありませんか!

(なにしてんの、こんな処で!)

早速、何ぞの空きパックに捕獲してみました。

(だって、呆然としてんだもん)

しかし…
な〜んぼ窓が開いてるからって、カーテンのこっち側うろうろしてたら捕まるわよ〜ん♪

という訳で、迷いこんできた緑色のぼーっとしてるバッタ…

お名前は、“ろろ”に、決定!(腐)

***

消しゴム版画家 ナンシー関さん死去。39歳。
似顔絵とか、エッセイとか、いろいろしてはったけど、
「通販生活」に連載してた企画(正式名称忘れた)が好きでした。
読者にお題を出して、それを記憶だけで描いて下さい、というヤツ。
描いて来る方も凄い絵だったけれど、それに一緒の見立てをして
コメントを付けているそのコメントが可笑しくて、楽しかったのでした。

しかし… 若過ぎるよな〜…。

***

本日読了の本

・竹田青嗣著「はじめての現象学」海鳥社

 現象学というものと最初に出会ったのは、4年程前でしょうか。
 ソイツは、矢吹カケルという、えらくニヒルな青年と共にやって来たのでした。
 カケルは現象学を使って、ミステリを解き明かすのだけれど、
 どうにも難しくて何がなんだかさっぱり…だった、という訳。

 最近他方面からこの本を紹介されて、内容が凄く平易だと聞いて、
 それで読んでみる気になったのでした。
 というか、今までいろいろと聞いてきた現象学関係の本の中でも、
 平易な上に安い…というのが決定的、だったかも。(おい)

 これはしかし、本当に平易でして、読んでいても本当に哲学の解説書か?
 と、何度も疑問になる程でした。
 でも、余りに平易…というのと、本当に理解できたか…というのは
 ちょっと違うので、何度か読み返す必要はあるでしょうけれどね。

 これでカケルの言わんとしているモノが、ある程度でも解るようになるのかは、
 再びカケルに問いかけてみないと何とも言えないので、
 今後、カケルシリーズの再読も予定しておきましょう。

 しかし、現象学ってのはこういうものだったのねぇ…という思いは、
 なかなかにありましたね。でも、読み進んでいて、どことなく、
 「この事は何となく解ってたぞ〜」という解説が多くて…。
 って… これがまさしく“本質直観”?

 そうそう、この本で一番凄いと思った事は、一冊ずっと“現象学”を
 解説しているハズなのに、ただの一度も「現象とは何か」という話が
 出てこない事。

 さてさて“現象”を“本質直観”すると、果たして何が出てくるのだろう?

+++

 にしても、この本、マジで面白かったですよ。
 およそ哲学の解説書…みたいなもんで、くすくす笑いながら読んだなんてのは、
 流石に初めてでしたからねぇ。


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